応用情報技術者試験(AP)について、合格基準(午前・午後とも 60 点以上)・試験形式・申し込み・学習時間・分野別の対策など、よく聞かれる質問を 15 項目にまとめました。
応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、情報処理技術者試験のレベル 3 に位置付けられています。基本情報技術者(FE、レベル 2)の上位、高度試験(レベル 4)の登竜門にあたり、技術・マネジメント・ストラテジを総合的に活用できる「ワンランク上の IT エンジニア」を対象としています。午前(四肢択一)と午後(記述式)の 2 部構成です。
午前試験で 100 点満点中 60 点以上、かつ午後試験で 100 点満点中 60 点以上の両方を満たすと合格です。午前が 60 点に届かない場合、午後は採点されません。午前は 80 問中おおむね 48 問以上の正解が目安になります。まずは午前で安定して 60% を超えることが第一目標です。
午前は 150 分・80 問(四肢択一のマークシート)、午後は 150 分・記述式 11 問中 5 問選択です。午後は情報セキュリティが必須で、残り 4 問を経営戦略・プログラミング・ネットワーク・データベース・組込みシステム・プロジェクトマネジメントなどから選びます。合格.dev では午前(80 問)の過去問演習を提供しています。
受験料は税込 7,500 円です。試験は年 2 回、春期(4 月第 3 日曜)と秋期(10 月第 2 日曜)に全国の試験地で実施されます。CBT ではなく会場での筆記(ペーパー)方式です。申込みは試験のおよそ 2〜3 か月前から、情報処理技術者試験の公式サイトで受け付けます。
近年はおおむね 20〜28% で推移しています。受験者の多くが IT 実務経験者であることを踏まえると、難易度の高い国家試験です。基本情報技術者試験(合格率 40% 前後)よりも一段高い壁があり、計画的な学習が欠かせません。
基本情報技術者レベルの知識がある場合で 200〜300 時間、IT 初学者では 400〜500 時間程度が目安です。1 日 1.5〜2 時間ペースなら 3〜5 か月の学習計画が現実的です。午前は過去問の再出題が多いため、過去問演習の比重を高めると効率的に得点を伸ばせます。
FE はレベル 2 で「IT エンジニアとしての基礎」、AP はレベル 3 で「応用的な知識・技能と総合的な活用力」を測ります。AP は午後が記述式になり、長文事例を読んで設計・分析・考察を記述する力が問われる点が最大の違いです。午前も FE より一段深い知識が必要です。FE 合格後に AP へステップアップする学習動線が一般的です。
午前は過去問からの再出題(流用)が多く、過去問演習が非常に有効です。ただし新傾向問題や直近の技術トピック(AI・クラウド・セキュリティの最新手法など)も出題されるため、過去問で土台を固めつつ参考書で範囲全体を一度押さえるのが理想です。本サイトの解説とヒントで、暗記ではなく理解ベースで定着させましょう。
応用情報技術者試験そのものに午前免除はありませんが、応用情報に合格すると、その後 2 年間は高度試験・支援士試験の「午前 I」が免除されます。応用情報はこの午前 I 免除を得る手段としても受験されます。なお、合格.dev が扱うのは応用情報の午前試験の過去問演習です。
持ち込みはできません。基数変換・性能計算・確率・EVM・損益分岐点など計算問題が出ますが、すべて手計算で解く前提です。過去問演習の段階から筆算で解く習慣をつけておきましょう。
応用情報の午前はテクノロジ系の比重が高く、ここが得点の鍵です。範囲が広いので、頻出分野(ネットワークの計算・データベースの正規化と SQL・セキュリティ・アルゴリズム・性能/信頼性計算)に絞って繰り返すのが効率的です。計算問題は答えを覚えるのではなく解法手順を身につけましょう。本サイトのヒント機能で着眼点を確認できます。
マネジメント系(プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査)とストラテジ系(経営戦略・会計・法務)は、用語暗記に加えて簡単な計算(EVM・損益分岐点・減価償却)も出ます。本サイトのタグ機能で分野別に問題を集めて回すと、頻出パターンが身につきます。テクノロジ系が得意でもこの 2 分野で取りこぼすと合格ラインに届きにくいので軽視は禁物です。
午前は過去問の再出題が多いため、古い年度でも十分価値があります。基礎理論・アルゴリズム・経営・法務などは年度をまたいで類似問題が繰り返し出ます。一方で、セキュリティや新技術分野は内容が更新されるため、直近年度の問題で補強するとバランス良く対策できます。
(1) 試験詳細ページから直近年度を「順番に解く」で通し演習、(2) タグ別ページで苦手分野(ネットワーク計算・データベース等)を集中、(3) 「150 分模試」で本番の午前と同じ時間配分を訓練、の 3 段階がおすすめです。全問にヒント・全体解説・選択肢ごとの解説が付くため、なぜ間違えたかを 1 問ずつ言語化できます。
お問い合わせフォームからご報告ください。IPA 公表の過去問題に基づいて掲載していますが、解説・ヒントは独自に編集しているため誤りが含まれる可能性があります。報告いただいた内容は確認の上、必要に応じて修正・追記します。