情報セキュリティマネジメント試験 過去問解説

過去問とは?情報セキュリティマネジメント試験 平成29年度春期 午前 問8を解説

情報セキュリティマネジメント試験 平成29年度春期 午前 問8は、過去問に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

A社は,情報システムの運用をB社に委託している。当該情報システムで発生した情報セキュリティインシデントについての対応のうち,適切なものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • 過去問の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。

選択肢

  1. 情報セキュリティインシデント管理を一元化するために,委託契約継続可否及び再発防止策の決定をB社に任せた。
  2. 情報セキュリティインシデントに迅速に対応するために,サービスレベル合意書(SLA)に緊急時のセキュリティ手続を記載せず,B社の裁量に任せた。
  3. 情報セキュリティインシデントの発生をA社及びB社の関係者に迅速に連絡するために,あらかじめ定めた連絡経路に従ってB社から連絡した。正解
  4. 迅速に対応するために,特定の情報セキュリティインシデントの一次対応においては,事前に定めた対応手順よりも,経験豊かなB社担当者の判断を優先した。

正解

: 情報セキュリティインシデントの発生をA社及びB社の関係者に迅速に連絡するために,あらかじめ定めた連絡経路に従ってB社から連絡した。

解説

本問は委託先(B社)で発生したインシデントに対する委託元(A社)を含めた適切な対応を問う。インシデント対応は、あらかじめ定められた連絡経路や手順に従って関係者へ迅速・確実に情報共有することが原則であり、委託元にも管理責任が残る。正解はウで、事前に定めた連絡経路に従ってB社が関係者へ連絡する対応が適切である。

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 誤り。委託契約の継続可否や再発防止策の決定は委託元A社の責任で行うべき経営判断であり、B社に丸投げするのは不適切である。

  • 誤り。緊急時のセキュリティ手続はSLAに明記しておくべきであり、記載せずB社の裁量任せにすると対応がばらつき不適切である。

  • ウ(正解)

    正しい。あらかじめ定めた連絡経路に従って関係者へ迅速に連絡することは、インシデント対応の基本に沿った適切な行動である。

  • 誤り。一次対応で事前手順を無視して個人の判断を優先すると対応の一貫性や証跡が失われるため不適切である。

解き方の整理

過去問の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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