情報セキュリティマネジメント試験 過去問解説
選択とは?情報セキュリティマネジメント試験 科目B 問49を解説
情報セキュリティマネジメント試験 科目B 問49は、選択に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。
問題文
この問題の出題ポイント
- 選択の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
選択肢
- アB 業務に従事する従業員が,B 業務に従事する他の従業員になりすまして複合機のスキャン機能を使用し,PDF ファイルを取得して不正に持ち出す。その結果,A 社の採用予定者の個人情報が漏えいする。
- イB 業務に従事する従業員が,攻撃者からの電子メールを複合機からのものと信じて本文中にある URL をクリックし,攻撃者が用意した Web サイトにアクセスしてマルウェア感染する。その結果,A 社の採用予定者の個人情報が漏えいする。正解
- ウ攻撃者が,複合機から送信される電子メールを盗聴し,添付ファイルを暗号化して身代金を要求する。その結果,A 社が復号鍵を受け取るために多額の身代金を支払うことになる。
- エ攻撃者が,複合機から送信される電子メールを盗聴し,本文に記載されている URL を SNS に公開する。その結果,A 社の採用予定者の個人情報が漏えいする。
正解
イ: B 業務に従事する従業員が,攻撃者からの電子メールを複合機からのものと信じて本文中にある URL をクリックし,攻撃者が用意した Web サイトにアクセスしてマルウェア感染する。その結果,A 社の採用予定者の個人情報が漏えいする。
解説
なぜ他の選択肢が違うのか
ア
なりすまし利用は利用者 ID とパスワードでスキャン機能を使う点に関わるリスクであり,図3で指摘された「メール書式が初期設定で固定・公開」という事実とは無関係なので,今回評価したリスクには当たらない。
イ(正解)
正しい。メール書式が固定で公開されているため攻撃者が複合機からのメールを精巧に偽装でき,本文の URL からマルウェアサイトへ誘導できる。従業員が正規メールと誤認してクリックし感染する流れが図3の発見事項と直結する。
ウ
PDF は従業員ごとに異なる鍵で暗号化されており,盗聴したファイルをさらに攻撃者が暗号化して身代金を要求するという筋書きは図3の固定・公開という論点と結び付かず,記述自体も不自然である。
エ
URL を盗聴して SNS に公開しても,B サーバは社内ネットワーク上にあり社外からアクセスできないため個人情報漏えいには至らない。メール書式の固定・公開を突くリスクでもないので不適切である。
解き方の整理
選択の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。
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