応用情報技術者試験(AP)の学習ガイド。試験概要・受験資格・申込み・午前午後の構成・出題範囲・合格基準(午前午後とも 60 点以上)・標準学習スケジュール(200〜500 時間)・分野別の攻略のコツ・合格.devの使い方まで、独学合格に必要な情報を 1 ページに集約。
応用情報技術者試験(英名 Applied Information Technology Engineer Examination、略称 AP)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する経済産業省管轄の国家試験です。情報処理技術者試験の中でレベル 3 に位置付けられ、基本情報技術者試験(FE、レベル 2)の上位、高度試験(レベル 4)の登竜門となる区分です。
「ワンランク上の IT エンジニア」を対象とし、技術だけでなくマネジメントや経営戦略まで含めた応用的な知識・技能と、それらを総合して活用する能力が問われます。設計・開発の担い手としての実装力に加え、上流工程や IT 戦略の立案に関わる力を測る試験です。
受験資格に制限はなく、学生から実務経験者まで幅広く受験しています。合格は社内評価・資格手当・高度試験の午前 I 免除(2 年間有効)などに直結するため、IT エンジニアのキャリアアップで人気の高い区分です。
受験資格に学歴・年齢・実務経験の制限はありません。受験料は税込 7,500 円で、申込みは情報処理技術者試験の公式サイト(ipa.go.jp/shiken)から行います。利用者登録 → 受験申込み → 受験料支払い → 受験票の流れです。
応用情報技術者試験は CBT ではなく、会場で受ける筆記(ペーパー)方式です。年 2 回、春期(4 月第 3 日曜)と秋期(10 月第 2 日曜)に全国の試験地で実施されます。申込み期間は試験のおよそ 2〜3 か月前に設定されるため、公式サイトで日程を早めに確認してください。
当日は午前・午後を通した長丁場です。受験票・本人確認書類・HB の鉛筆(午前はマークシート)・シャープペンシル・消しゴムを準備しておきましょう。
応用情報技術者試験は午前・午後の 2 部構成です。
午前: 試験時間 150 分、四肢択一(ア〜エ)のマークシート 80 問。テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の全分野から、基本情報技術者試験より一段深い知識が問われます。
午後: 試験時間 150 分、記述式 11 問中 5 問選択(情報セキュリティが必須、残り 4 問を選択)。長文の事例問題を読み解き、設計・分析・考察を記述する力が問われます。
出題範囲は基本情報技術者試験と同じ 3 分野(テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系)ですが、応用情報ではテクノロジ系の比重が高く、ネットワーク・データベース・セキュリティ・アルゴリズム・システムアーキテクチャなどの深い理解が求められます。
合格.dev では、このうち午前(80 問・四肢択一)の過去問演習を提供しています。午前を確実に通過することが、午後の記述対策に集中するための前提になります。
合格には午前・午後それぞれで基準点を満たす必要があります。
1. 午前試験: 100 点満点中 60 点以上(80 問中おおむね 48 問以上の正解)
2. 午後試験: 100 点満点中 60 点以上
午前が基準点に達しない場合、午後は採点されません。まず午前 60% を安定して超えることが第一目標です。
合格率は近年おおむね 20〜28% で推移しており、受験者の多くが IT 実務経験者である点を踏まえると、難易度の高い国家試験です。基本情報技術者試験(合格率 40% 前後)と比べても一段高い壁があります。
目安となる学習時間は、基本情報技術者レベルの知識がある場合で 200〜300 時間、IT 初学者では 400〜500 時間程度です。1 日 1.5〜2 時間ペースなら 3〜5 か月の計画が現実的です。
学習の段階は、(1) 参考書で午前の全範囲を 1 周通読(3〜4 週間)、(2) 午前の過去問を年度ごとに解いて頻出論点を体感(4〜6 週間)、(3) 午後の選択分野を 5〜6 分野に絞って記述演習(4〜6 週間)、(4) 模試形式で午前 150 分・午後 150 分の時間配分を体得(2 週間) の流れがおすすめです。
午前試験は過去問からの再出題(流用)が多いのが特徴です。本サイトの 150 分模試モードで過去複数年度を周回し、80 問中 48 問の合格ラインを安定して超えられる状態を作りましょう。午前を早く固めるほど、配点の重い午後対策に時間を回せます。
テクノロジ系: 応用情報の主戦場です。基礎理論(基数変換・誤り検出・確率統計)、アルゴリズムとデータ構造、コンピュータシステム(性能・信頼性計算)、ネットワーク(TCP/IP・サブネット計算)、データベース(正規化・SQL・トランザクション)、情報セキュリティ(暗号・認証・攻撃手法)が頻出です。計算問題は手を動かして解けるようにしておきましょう。
マネジメント系: プロジェクトマネジメント(PMBOK・EVM・クリティカルパス計算)、サービスマネジメント(ITIL)、システム監査が中心です。FE より一歩踏み込んだ計算・判断問題が出ます。
ストラテジ系: 経営戦略(SWOT・PPM・バリューチェーン)、会計・財務(損益分岐点・減価償却)、法務(知的財産・労働・取引関連法規)が頻出です。横文字の用語は英語名と意味を対で覚えると効率的です。
午前は範囲が広いため、頻出論点を過去問で繰り返すのが王道です。本サイトの全体解説・選択肢別解説・ヒントを使い、なぜその答えになるのかを 1 問ずつ言語化していきましょう。
合格.dev では、応用情報技術者試験 午前 の公開過去問を、全問・全選択肢ごとの解説 + ヒント付きで掲載しています。試験ごとに 3 つの学習モードを切り替えられます。
順番に解く: 1 問目から順に解いて出題傾向を体感するモード。初学者は最新年度から始めるのがおすすめです。
ランダム: 出題順をシャッフル。本番直前の総ざらいに有効です。
150 分模試: 本試験の午前と同じ制限時間で全 80 問を解き、正答率と所要時間をレポートします。60 点(48 問)ラインを安定して超えることを目標にしてください。
タグ機能では、ネットワーク・データベース・セキュリティ・アルゴリズム・プロジェクトマネジメントなど、分野横断で問題を集めて演習できます。各問題には全体解説 + 選択肢 4 つそれぞれの解説に加え、ヒントが付与されているため、知識ベースを補強しながら学習を進められます。
本ガイドの内容についてさらに細かい疑問は FAQ を参照してください。試験詳細ページから年度別の過去問演習に入れます。タグ別の集中演習は、トップページのタグ一覧から進めます。基本情報技術者試験(FE)から学習を始めたい方は、FE のページもあわせてご利用ください。
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