基本情報技術者試験(FE)について、合格点・試験形式・申し込み・学習時間・分野別の対策など、よく聞かれる質問を 15 項目にまとめました。
基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、ITエンジニアの登竜門と位置付けられています。情報処理技術者試験のレベル2に分類され、アルゴリズム・プログラミングからネットワーク、データベース、セキュリティ、マネジメント、ストラテジまで、IT 全般の基礎を体系的に問う試験です。2023 年 4 月から通年実施の CBT(Computer Based Testing)方式に変更されています。
現行制度では、科目 A・科目 B それぞれ 1,000 点満点中 600 点が合格基準です(IRT スコアリングのため素点とは一致しません)。両科目とも 600 点以上を取らないと合格にならない併存方式で、片方だけ高得点でも合格はできません。CBT 化前(令和 4 年以前)の午前・午後はいずれも 100 点満点中 60 点が合格点でした。
科目 A は 90 分・60 問(うち採点対象は 60 問、すべて多肢選択)、科目 B は 100 分・20 問(うち採点対象 20 問、アルゴリズム・データ構造とセキュリティ寄り)です。科目 A と科目 B は連続して受験するわけではなく、別々の予約・別々の試験として実施されます。両方に合格した時点で「基本情報技術者」として認定されます。
受験料は税込 7,500 円です(2025 年時点)。CBT 受験のため、申し込み後 1 か月程度先までの日時・全国のテストセンターを自由に選択できます。クレジットカード・コンビニ払い・ペイジー等で支払い可能です。
プロメトリック社が運営する CBT 申込システム経由で申し込みます。IPA の公式サイト(情報処理技術者試験) → 申込ボタンから遷移できます。利用者登録(マイページ作成)→ 試験予約 → 受験料支払い → 受験票発行(オンライン)の流れです。
CBT 化以降の合格率は概ね 40〜50% 前後で推移しています。CBT 化前の年 2 回ペーパー試験時代は 20〜25% 程度でしたが、随時受験できることや午前免除制度の活用が広がったことで合格率が上昇しています。難易度自体が下がったわけではなく、準備が整った人が受験するタイミングを選びやすくなった効果と理解されています。
IT 未経験から始める場合は 200〜300 時間が目安です。プログラミング経験や IT 系の実務経験がある方であれば 100〜150 時間で合格レベルに到達することもあります。科目 A は知識の網羅、科目 B はアルゴリズムとセキュリティの実践演習が中心になるため、両方を満遍なく回す必要があります。本サイトの過去問演習は科目 A の網羅対策に最適です。
(1) 入門書または参考書で全範囲を 1 周通読、(2) 過去問を分野ごとに解いて出題形式と頻出分野を体得、(3) 弱点分野を絞り込み参考書に戻る、(4) 直近年度の過去問を 90 分模試形式で時間管理を含めて演習、というサイクルが定番です。本サイトでは試験詳細ページから「順番に解く」「ランダム」「90 分模試」を選べるため、(2)〜(4) を効率良く回せます。
持ち込みはできません。CBT 試験画面に内蔵電卓が用意されており、それを使って計算します。基数変換や 2 進数計算など電卓では難しい問題も多く出題されるため、筆算スキルも併せて訓練しておくと安心です。
IPA 認定の研修機関が実施する「修了試験」に合格すると、本試験の科目 A が一定期間免除される制度です。科目 B のみ受験すれば良くなるため、社会人や学生の負担を大きく減らせます。免除有効期間は修了試験合格日から 1 年間で、IPA の認定講座を受講した人だけが対象です。
現行の科目 B は擬似言語による出題で、配列・連結リスト・木構造・スタック・キュー・再帰・整列・探索が頻出です。1 問あたり 5 分以内で読み解く必要があるため、紙にトレースしながら変数の値を追う訓練が効きます。本サイトでは科目 A の解説に擬似言語の読み方も補足しており、科目 B 学習の前段としても活用できます。
IT パスポート(IP)はレベル 1 で「IT を利用するすべての社会人向け」、基本情報技術者(FE)はレベル 2 で「IT エンジニアとして基礎を持つ人向け」です。IP の問題は概念理解中心ですが、FE はアルゴリズム・データ構造・データベース設計など実装寄りの問題が増えます。IP に合格した方が FE にステップアップする学習動線が一般的です。
役に立ちます。情報処理技術者試験は出題範囲が長期的に大きく変わらないため、平成 25 年度〜令和元年度の問題でも科目 A 対策として十分有効です。特に経営戦略・マネジメント・基礎理論などは年度をまたいで頻出論点が繰り返されます。本サイトは平成 25 年度から令和 7 年度までの過去問を網羅しています。
(1) 試験詳細ページから「順番に解く」で 1 年度分を通しで解き、出題傾向を体感、(2) タグ(分野)別ページから苦手分野を集中演習、(3) 模試モードで 90 分の時間配分を訓練、という 3 段階がおすすめです。問題ごとに「全体解説 + 選択肢ごとの解説」が付くので、なぜ間違えたかを逐一言語化できます。
お問い合わせフォームからご報告ください。IPA 公表の問題に基づいて掲載していますが、解説は独自に編集しているため誤りが含まれる可能性があります。報告いただいた内容は確認の上、必要に応じて修正・追記します。