IT パスポート試験(IP)について、合格基準(3 分野別評価 + 総合)・試験形式・申し込み・学習時間・分野別の対策など、よく聞かれる質問を 15 項目にまとめました。
IT パスポート試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、情報処理技術者試験のレベル 1 に位置付けられています。エンジニアに限らず「IT を利用するすべての社会人・学生」を対象とした入門資格で、ストラテジ(経営全般)・マネジメント(プロジェクト管理)・テクノロジ(IT 技術)の 3 分野からバランス良く出題されます。CBT(Computer Based Testing)方式で通年受験できます。
総合評価点が 1,000 点満点中 600 点以上 かつ ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の 3 分野別評価点それぞれ 1,000 点満点中 300 点以上が合格条件です。1 分野でも 300 点未満があると、総合 600 点を超えていても不合格になります。IRT スコアリングのため、素点ではなく相対的な難易度補正が入ります。
試験時間は 120 分(2 時間)で、出題数は 100 問(うち採点対象 92 問、評価のみの試行問題 8 問)です。すべて 4 択の多肢選択式で、CBT 画面上で解答します。途中休憩はありません。
受験料は税込 7,500 円(2025 年時点)です。CBT 方式のため、申し込み後 1 か月程度先までの日時・全国のテストセンターを自由に選んで受験できます。クレジットカード・コンビニ払い等で支払い可能です。
IPA の IT パスポート公式サイト(itpassport.ipa.go.jp)から利用者登録(マイページ作成)→ 試験予約 → 受験料支払い → 受験票発行(オンライン)の流れで申し込みます。希望日・希望テストセンターの空き状況を見ながら予約でき、変更・キャンセルも一定期間内なら可能です。
近年は 50% 前後で推移しています。受験者層が幅広い(高校生から社会人まで)ため、しっかり準備すれば合格しやすい部類の国家試験です。ただし範囲が広いため、無対策で合格するのは難しく、計画的な学習が必要です。
IT 未経験の社会人や学生の場合、100〜150 時間が目安です。1 日 1 時間ペースで 3〜4 か月、1 日 2 時間ペースで 1.5〜2 か月程度の学習計画が現実的です。IT 業界経験者や学生で情報科目の素養がある方なら 50〜100 時間で合格レベルに達する例もあります。
(1) 入門書または参考書で全範囲を 1 周、(2) 過去問を年度ごとに解いて頻出分野を体感、(3) 弱点(典型的にはテクノロジ系のネットワーク・データベース・セキュリティ)を集中演習、(4) 模試モードで 120 分の時間配分を体得、の順がおすすめです。本サイトでは試験詳細ページから 3 モードを切り替えて演習できます。
持ち込みはできません。CBT 画面の右上に電卓ボタンがあり、それで計算します。出題される計算は四則演算・割合・損益・基数変換程度なので、計算量自体は多くありません。
ストラテジ系(経営戦略・会計・法務など)とマネジメント系(プロジェクト管理・サービスマネジメント)は用語暗記が中心です。本サイトのタグ機能で「経営戦略」「プロジェクトマネジメント」など分野別に問題を集めて回すと、頻出用語が自然と身につきます。テクノロジ系より配点比率が低いと誤解されがちですが、実は同程度の配点があるため軽視できません。
テクノロジ系は範囲が広いため、頻出分野(セキュリティ・ネットワーク基礎・データベース基礎・ハードウェア基礎)に絞って繰り返すのが効率的です。深い実装知識は不要で、用語の意味と典型シナリオを覚えれば対応できます。本サイトのヒント機能(IP 問題に付属)を活用すると、用語の周辺知識を素早く確認できます。
IT パスポート(IP)はレベル 1 で「IT を活用する全社会人向け」、基本情報技術者(FE)はレベル 2 で「IT エンジニアとして実装できる人向け」です。IP は概念理解と用語が中心ですが、FE はアルゴリズム・データ構造・データベース設計・プログラミングなど実装寄りの問題が大幅に増えます。IP 合格後に FE へステップアップする学習動線が一般的です。
IT パスポート試験は IT 技術の変化を反映するため、概ね直近 5〜10 年の問題から学ぶのが効率的です。ただし基礎理論・経営・法務などは年度をまたいで類似問題が繰り返し出るため、古い問題でも十分価値があります。新傾向の AI・DX・データサイエンス分野は近年追加されたため、直近の過去問で補強しましょう。
(1) 試験詳細ページから直近年度を「順番に解く」で通し演習、(2) タグ別ページで苦手分野を集中、(3) 「120 分模試」で本番形式の時間配分を訓練、の 3 段階がおすすめです。全問にヒント・全体解説・選択肢ごとの解説が付くため、なぜ間違えたかを 1 問ずつ言語化できます。
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