ITパスポート試験 過去問解説

QC七つ道具とは?ITパスポート試験 2012年 (平成24年 秋期) 問8を解説

ITパスポート試験 2012年 (平成24年 秋期) 問8は、QC七つ道具に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

2種類のデータの関係性を表すことを目的として用いるものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • QC七つ道具の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 業務分析、QC七つ道具、散布図。

選択肢

  1. 決定表
  2. 散布図正解
  3. 特性要因図
  4. パレート図

正解

: 散布図

解説

正解はイ.散布図(Scatter Diagram)は横軸と縦軸にそれぞれ別の量を取り,対応するデータを点で打って2変数の相関関係を視覚化する図でQC七つ道具の一つ.正の相関・負の相関・無相関や外れ値の発見に使い相関係数とセットで分析する.決定表(デシジョンテーブル)は条件と行動の対応関係を表形式で整理する手法,特性要因図(フィッシュボーン)は問題と要因の関連を魚の骨型で表す原因分析手法,パレート図は項目を頻度順に並べ累積比率を折れ線で示す重要度分析手法で,いずれも2変数間の関係性を直接表す目的ではない.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 決定表(デシジョンテーブル)は「条件の組合せ」と「実行する処理」の対応を表形式で整理する手法.プログラムの分岐やルール設計に使うものであり,2種類の数値データの相関を視覚化する図ではない.条件網羅性の確認にも有用なテスト技法寄りの整理手法.

  • イ(正解)

    正解.散布図は2変量の関係を点プロットで表し相関の有無・正負・強弱を視覚的に把握できる図.QC七つ道具の一つで,身長と体重・気温とアイスの売上などの相関分析の定番.外れ値の発見にも役立ち,相関係数とセットで考えると分析力が高まる.用語の定義と典型的な使われ方を押さえる.

  • 特性要因図(フィッシュボーン図,石川ダイアグラム)は問題(特性)を魚の頭に,4M(人・機械・材料・方法)などの要因を骨に配置して原因を整理する図.原因と結果の系統樹型分析であり2変数の数量関係表示ではない.QC七つ道具の一つで品質管理で多用される.

  • パレート図は項目を件数や金額の多い順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を重ねた図.「重点指向」のための重要度可視化が目的で,2変数の相関分析を目的とする散布図とは用途が異なる.ABC分析と密接に関連する図で重点項目を絞り込む手段.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.

解き方の整理

QC七つ道具の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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