問題本文
2種類のデータの関係性を表すことを目的として用いるものはどれか。
解説
正解はイ.散布図(Scatter Diagram)は横軸と縦軸にそれぞれ別の量を取り,対応するデータを点で打って2変数の相関関係を視覚化する図でQC七つ道具の一つ.正の相関・負の相関・無相関や外れ値の発見に使い相関係数とセットで分析する.決定表(デシジョンテーブル)は条件と行動の対応関係を表形式で整理する手法,特性要因図(フィッシュボーン)は問題と要因の関連を魚の骨型で表す原因分析手法,パレート図は項目を頻度順に並べ累積比率を折れ線で示す重要度分析手法で,いずれも2変数間の関係性を直接表す目的ではない.
選択肢ごとの解説
- ア.決定表(デシジョンテーブル)は「条件の組合せ」と「実行する処理」の対応を表形式で整理する手法.プログラムの分岐やルール設計に使うものであり,2種類の数値データの相関を視覚化する図ではない.条件網羅性の確認にも有用なテスト技法寄りの整理手法.
- イ.正解.散布図は2変量の関係を点プロットで表し相関の有無・正負・強弱を視覚的に把握できる図.QC七つ道具の一つで,身長と体重・気温とアイスの売上などの相関分析の定番.外れ値の発見にも役立ち,相関係数とセットで考えると分析力が高まる.用語の定義と典型的な使われ方を押さえる.
- ウ.特性要因図(フィッシュボーン図,石川ダイアグラム)は問題(特性)を魚の頭に,4M(人・機械・材料・方法)などの要因を骨に配置して原因を整理する図.原因と結果の系統樹型分析であり2変数の数量関係表示ではない.QC七つ道具の一つで品質管理で多用される.
- エ.パレート図は項目を件数や金額の多い順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を重ねた図.「重点指向」のための重要度可視化が目的で,2変数の相関分析を目的とする散布図とは用途が異なる.ABC分析と密接に関連する図で重点項目を絞り込む手段.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.
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