問題本文
製造業A社では,翌月の製造量を次の計算式で算出している。 翌月の製造量 = 翌月の販売見込量 - 当月末の在庫量 + 20 翌月の販売見込量が当月までの3か月の販売実績量の移動平均法によって算出されるとき,9月の製造量は幾らか。
解説
正解はア(90).問題は3か月移動平均法による予測.翌月の販売見込量=直近3か月販売実績の平均.9月の販売見込量=(6月100+7月90+8月95)÷3=285÷3=95.公式に代入すると9月の製造量=9月販売見込量(95)-当月末在庫量(8月末25)+20=95-25+20=90.「翌月」予測なので6・7・8月の実績を使い,「当月末」は8月末在庫(25)を使う点に注意.公式の各項に何を代入するかの整理が得点の決め手で,移動平均期間とどの月の在庫を使うかが頻出論点.用語の本質的な定義と典型的な対比語を押さえる重要論点.
選択肢ごとの解説
- ア.正解.9月販売見込量=(100+90+95)÷3=95,9月製造量=95-25+20=90.移動平均法では直近3か月の実績平均を採り,さらに公式の在庫量は基準月(8月末)の実在庫25を使う.公式と数値代入を丁寧に行えば導ける標準計算.頻出論点なので押さえておく重要事項.
- イ.92は移動平均の対象期間を5・6・7月にした場合などのずれによる値.設問は『当月までの3か月』のため対象は6・7・8月の3か月であり,平均値は95となる.対象月をずらしただけで答えが変わる典型ミス.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.対象や目的が設問の条件と異なるため不適切.
- ウ.95は9月の販売見込量そのものの値で,在庫差引と安全係数加算を忘れた場合の中間結果.公式の「-在庫量+20」を反映しないと最終答えにならない.公式適用の途中段階の値で,問題で求められている数値ではない.別概念であり設問の答えにはならない選択肢.
- エ.100は移動平均期間や算式に誤りがある場合の値で計算工程の取り違え.設問の3か月平均=95→在庫25引いて70→20加えて90と素直に進めるのが正攻法.途中の引き算・足し算の符号を誤ると100付近の値になる.用語の意味を正確に把握すれば誤りと分かる.
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