ITパスポート試験 過去問解説

テザリングとは?ITパスポート試験 2016年 (平成28年 秋期) 問70を解説

ITパスポート試験 2016年 (平成28年 秋期) 問70は、テザリングに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

テザリング機能をもつスマートフォンを利用した,PCのインターネット接続に関する記述のうち,適切なものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • テザリングの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • テクノロジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: テザリング、スマートフォン、モバイル接続。

選択肢

  1. PCとスマートフォンの接続は無線LANに限定されるので,無線LANに対応したPCが必要である。
  2. 携帯電話回線のネットワークを利用するので安全性は確保されており,PCのウイルス対策は必要ない。
  3. スマートフォンをルータとして利用できるので,別途ルータを用意する必要はない。正解
  4. テザリング専用プロトコルに対応したPCを用意する必要がある。

正解

: スマートフォンをルータとして利用できるので,別途ルータを用意する必要はない。

解説

テザリング(Tethering)機能は,スマートフォンをルータ代わりに使って他の機器(PC・タブレット等)を携帯電話回線経由でインターネットに接続させる機能である. スマートフォンがWi-Fi(無線LAN)/USB/Bluetoothのいずれかの接続方式でテザリング親機となり,他機器に対し回線共有を提供する仕組みで,別途モバイルルータを用意する必要がない点が大きな利点である. 携帯回線経由でも一般的なネット脅威は同様に存在するため,PCのウイルス対策は依然として必要. 接続は無線LAN限定ではなくUSB・Bluetoothも可能で,専用プロトコルは不要(通常のIP接続として認識される). スマホがルータの役割を担う点が本機能の中核ポイントとなる.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 誤り. PCとスマートフォンの接続はWi-Fi(無線LAN)のほかUSBケーブル接続・Bluetooth接続でも可能であり,無線LANに対応したPCに限定されるわけではない. 機種・OSの設定に応じて複数の接続方式から選択できるため,「無線LANに限定」とする本選択肢は誤った記述となる用法の説明である.

  • 誤り. 携帯電話回線のネットワークを利用してもウイルス感染・フィッシング詐欺・不正サイトアクセス等のネット脅威は同様に存在し,PCのウイルス対策は依然として必要である. 回線種別による安全性差はあまり大きくなく,「安全性が確保されておりウイルス対策不要」とする記述は安全性を過信した誤りである.

  • ウ(正解)

    正しい. スマートフォンをルータ(無線LANアクセスポイント等)として利用できるので,別途モバイルルータを用意する必要がないため. 携帯1台で複数機器(PC・タブレット等)をインターネットへ接続できる点がテザリングの中核的な利点で,機器を増やさずに済む実用的な機能として広く活用されている.

  • 誤り. テザリングは標準的なIP接続(TCP/IP)を提供する機能であり,「テザリング専用プロトコル」のような特別なプロトコルは存在しない. PCは通常のネットワーク接続(Wi-FiやUSBによるIP接続)として認識・利用できるため,専用プロトコル対応PCが必要とする本選択肢は誤った記述である.

解き方の整理

テザリングの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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