問題本文
テザリング機能をもつスマートフォンを利用した,PCのインターネット接続に関する記述のうち,適切なものはどれか。
選択肢
- ア.PCとスマートフォンの接続は無線LANに限定されるので,無線LANに対応したPCが必要である。
- イ.携帯電話回線のネットワークを利用するので安全性は確保されており,PCのウイルス対策は必要ない。
- ウ.スマートフォンをルータとして利用できるので,別途ルータを用意する必要はない。
- エ.テザリング専用プロトコルに対応したPCを用意する必要がある。
正解
ウ. スマートフォンをルータとして利用できるので,別途ルータを用意する必要はない。
解説
テザリング(Tethering)機能は,スマートフォンをルータ代わりに使って他の機器(PC・タブレット等)を携帯電話回線経由でインターネットに接続させる機能である. スマートフォンがWi-Fi(無線LAN)/USB/Bluetoothのいずれかの接続方式でテザリング親機となり,他機器に対し回線共有を提供する仕組みで,別途モバイルルータを用意する必要がない点が大きな利点である. 携帯回線経由でも一般的なネット脅威は同様に存在するため,PCのウイルス対策は依然として必要. 接続は無線LAN限定ではなくUSB・Bluetoothも可能で,専用プロトコルは不要(通常のIP接続として認識される). スマホがルータの役割を担う点が本機能の中核ポイントとなる.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. PCとスマートフォンの接続はWi-Fi(無線LAN)のほかUSBケーブル接続・Bluetooth接続でも可能であり,無線LANに対応したPCに限定されるわけではない. 機種・OSの設定に応じて複数の接続方式から選択できるため,「無線LANに限定」とする本選択肢は誤った記述となる用法の説明である.
- イ.誤り. 携帯電話回線のネットワークを利用してもウイルス感染・フィッシング詐欺・不正サイトアクセス等のネット脅威は同様に存在し,PCのウイルス対策は依然として必要である. 回線種別による安全性差はあまり大きくなく,「安全性が確保されておりウイルス対策不要」とする記述は安全性を過信した誤りである.
- ウ.正しい. スマートフォンをルータ(無線LANアクセスポイント等)として利用できるので,別途モバイルルータを用意する必要がないため. 携帯1台で複数機器(PC・タブレット等)をインターネットへ接続できる点がテザリングの中核的な利点で,機器を増やさずに済む実用的な機能として広く活用されている.
- エ.誤り. テザリングは標準的なIP接続(TCP/IP)を提供する機能であり,「テザリング専用プロトコル」のような特別なプロトコルは存在しない. PCは通常のネットワーク接続(Wi-FiやUSBによるIP接続)として認識・利用できるため,専用プロトコル対応PCが必要とする本選択肢は誤った記述である.
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