ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期) 問68「無線LANのネットワークを識別するために使われるものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約66%です。
正解
イ. ESSID
正答率 65.9%(1,477人中 973人が正解)
問題の解説
ESSID(Extended Service Set IDentifier,拡張サービスセット識別子)は,無線LANのアクセスポイントが持つネットワーク識別名(SSIDとも呼ぶ)である. 端末はESSIDを指定して接続先の無線LANネットワークを識別し,目的のアクセスポイントを選択して接続する仕組みで,アクセスポイントごとに任意の文字列を設定できる. セキュリティ上はESSIDステルス(SSID非通知)や推定困難な文字列設定が推奨される. Bluetoothは約10mの短距離無線通信規格,LTEは携帯電話・スマートフォン向け高速モバイル通信規格,WPA2は無線LANの暗号化・認証プロトコルで,いずれも無線LANネットワークそのものを識別する識別名ではない別概念の用語である.
選択肢ごとの解説
- 誤り. Bluetoothは約10mの短距離で機器間を1対1または1対多で接続する無線通信規格の説明で,無線LANネットワーク全体を識別する識別名ではない. ワイヤレスイヤホンや無線マウス等の機器間接続に用いられる無線通信プロトコルの一種であり,本問の用途とは異なる概念の用語である.
- 正しい. ESSIDは無線LANのアクセスポイントごとに任意の文字列で設定するネットワーク識別子であり,本問の「無線LANのネットワークを識別する」用途に合致するため. 端末はESSIDを基に接続先の無線LANネットワークを選択して接続を行う,無線LAN通信の基本要素である.
- 誤り. LTE(Long Term Evolution)は携帯電話・スマートフォン向けの第4世代(4G)高速モバイル通信規格の説明で,無線LANのネットワーク識別子ではない. 公衆移動通信網の通信規格として位置付けられ,個別ネットワークを識別するための名前を提供する仕組みではない別概念の用語である.
- 誤り. WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)は無線LANの暗号化・認証プロトコルの説明で,ネットワークそのものを識別する識別子ではない. 無線LANを盗聴等から保護するための保護方式に位置付けられる規格であり,ネットワーク識別の役割を担うESSIDとは目的・性質が異なる別概念の用語である.
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