ITパスポート試験 ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期)69: 地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析などに使われており,大量の計算を超高速で処理する目的で開発されたコンピュータはどれか。

ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期)
Q 6969 / 100
地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析などに使われており,大量の計算を超高速で処理する目的で開発されたコンピュータはどれか。
この問の正解率:58.63%(527件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析などに使われており,大量の計算を超高速で処理する目的で開発されたコンピュータはどれか。

選択肢

  • .仮想コンピュータ
  • .スーパコンピュータ
  • .汎用コンピュータ
  • .マイクロコンピュータ

正解

. スーパコンピュータ

解説

スーパコンピュータ(スパコン)は,科学技術計算や地球規模の環境シミュレーション,遺伝子解析,気象予測,新薬探索,流体解析など,大量の計算を超高速で並列処理する目的で開発された最高性能クラスのコンピュータである. 多数のCPU・GPUを並列接続し,毎秒兆回(TFLOPS)~京回(PFLOPS)規模の計算能力を持つ. 日本の「富岳」など世界TOP500ランキングで競われる. 仮想コンピュータは物理マシン上にソフトウェア的に構築されるVM,汎用コンピュータは事務処理など幅広い業務用の大型機(メインフレーム),マイクロコンピュータは家電や産業機器に組み込まれる小型コンピュータで,それぞれ用途・規模が大きく異なる別カテゴリの計算機である.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. 仮想コンピュータは物理マシン上にハイパーバイザ等でソフトウェア的に構築される仮想マシン(VM)の説明で,超高速計算専用の最高性能クラス機ではない. 物理サーバのリソースを仮想的に分割して複数のOSを動かす仕組みの概念であり,本問のスーパコンピュータとは用途・実体が異なる別概念である.
  • .正しい. 地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析などに使われ大量の計算を超高速で処理する目的で開発されたコンピュータはスーパコンピュータであり,本問の用途に合致するため. 科学技術計算の代表的基盤として位置付けられ,世界各国で性能競争が行われる高性能計算機の頂点に立つ機種である.
  • .誤り. 汎用コンピュータは事務処理(基幹業務処理)など幅広い業務に使う大型コンピュータ(メインフレーム)の説明で,超高速科学技術計算を主目的とする最高性能クラス機ではない. 金融機関の基幹システムや行政システムなど,信頼性重視の汎用業務処理に用いられる大型機である.
  • .誤り. マイクロコンピュータは家電や産業機器に組み込まれて制御を担う小型コンピュータの説明で,大規模並列計算用のスーパコンピュータとは対極の用途・規模である. 1個のチップに収まるサイズで,IoT機器・制御機器・組込みシステムなど制御系の用途で広く用いられる別の種類である.

ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期)過去問一覧へ戻る・問69