ITパスポート試験 過去問解説

BIOSとは?ITパスポート試験 2016年 (平成28年 春期) 問85を解説

ITパスポート試験 2016年 (平成28年 春期) 問85は、BIOSに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

利用者がPCの電源を入れてから,そのPCが使える状態になるまでを四つの段階に分けたとき,最初に実行される段階はどれか。

この問題の出題ポイント

  • BIOSの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • テクノロジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: コンピュータシステム、BIOS、起動プロセス。

選択肢

  1. BIOSの読込み正解
  2. OSの読込み
  3. ウイルス対策ソフトなどの常駐アプリケーションソフトの読込み
  4. デバイスドライバの読込み

正解

: BIOSの読込み

解説

PCの電源投入から利用可能になるまでの起動順序は,一般に(1)BIOS/UEFIの読込みと自己診断(POST),起動デバイスの確認,(2)OS(カーネル)の読込みと初期化,(3)デバイスドライバの読込み,(4)ウイルス対策ソフトなど常駐アプリケーションソフトウェアの起動,という四段階で進む. ハードウェアのファームウェアであるBIOS/UEFIが最初に動作してPCを起動可能な状態にし,その後にOSが立ち上がってドライバ・常駐アプリの順で初期化される. 起動の各段階の順序を正確に押さえると関連問題に応用できる典型問題となる.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • ア(正解)

    正しい. PCの電源を入れると,まずマザーボード上のROMに格納されたBIOS(UEFI)が読み込まれ,自己診断(POST)や起動デバイスの選定,起動ローダの起動などの処理が行われる. これがOSやドライバ・常駐アプリ起動より前段階に当たるため,本選択肢の「BIOSの読込み」が最初に実行される段階として最も適切となる.

  • 誤り. OSの読込みはBIOS(UEFI)によって起動ローダが選定された後に実行される段階であり,起動シーケンスの中では2段階目に位置する. 最初の段階はBIOSの読込みであるため,本選択肢はOSの読込みを最初の段階とする時点で,本問の起動順序の最初としては適切ではない.

  • 誤り. ウイルス対策ソフトなどの常駐アプリケーションソフトの読込みは,OS起動後にユーザログオン段階等で実行される最終段階の処理である. 起動順序の最初に位置するBIOS読込みより後に行われるため,本選択肢を最初の段階とするのは起動シーケンスの理解として誤りである.

  • 誤り. デバイスドライバの読込みは,OSが起動した後にハードウェアを利用可能にするために行われる段階であり,起動順序の中ではBIOSの読込み・OSの読込みの後に位置する. 最初に実行される段階ではないため,本選択肢を最初の段階とするのは起動順序として適切ではない.

解き方の整理

BIOSの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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