ITパスポート試験 過去問解説

利益計算とは?ITパスポート試験 2018年 (平成30年 秋期) 問6を解説

ITパスポート試験 2018年 (平成30年 秋期) 問6は、利益計算に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

ある商品の販売計画及び販売実績は表のとおりとなった。このとき,利益の計画に対する実績の比率は何%か。ここで,比率の小数点以下は切り捨てて求めるものとする。 注記 網掛けの部分は,表示していない。

この問題の出題ポイント

  • 利益計算の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 会計・財務、利益計算、計算問題、図表問題。

選択肢

  1. 77正解
  2. 99
  3. 110
  4. 129

正解

: 77

解説

販売実績の利益計算:売上高=1,350円×1,100個=1,485,000円、仕入原価=1,000円×1,100個=1,100,000円、実績利益=385,000円(38.5万円)。計画利益:1,500円×1,000個-1,000円×1,000個=500,000円(50万円)。利益の計画達成率=385,000÷500,000×100=77.0%→小数点以下切捨てで77%。販売価格が10%下落しても販売数が10%増えたが、売上増加より利益圧縮の影響が大きく達成率は77%に留まる。

なぜ他の選択肢が違うのか

  • ア(正解)

    正解。実績利益=1,350×1,100-1,000×1,100=1,485,000-1,100,000=385,000円。計画利益=1,500×1,000-1,000×1,000=500,000円。達成率=385,000÷500,000×100=77.0%→切捨てで77%。値引きによる利益率低下が増量効果を上回り計画の77%に留まる。

  • 誤り。99%は販売価格比率(90%)×販売数比率(110%)=99%と単純に掛け算した誤りで出る値。利益の計算では仕入原価(1,000円)を差し引く必要があり、売上額比率の積では正しい利益達成率が求められない。売価変動と数量変動の両方が利益に影響することを見落とした誤りである。

  • 誤り。110%は販売数の増加率(1,100÷1,000×100)だけを見た誤り。実際には販売価格が1,500円から1,350円に下落しているため、販売数増加の効果以上に利益率が低下している。数量効果のみを正確に把握し価格影響を無視した典型的な計算ミスである。

  • 誤り。129%になる計算経路は存在しない。実績利益(38.5万円)が計画(50万円)を上回ることはありえず、達成率が100%を超えることはない。この値は根本的な計算方法の誤りから生じており、問題の数値から導き出せる値ではない。

解き方の整理

利益計算の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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