ITパスポート試験 過去問解説

WPA2とは?ITパスポート試験 2018年 (平成30年 秋期) 問89を解説

ITパスポート試験 2018年 (平成30年 秋期) 問89は、WPA2に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

次のうち,無線LANで使用される暗号化規格はどれか。

この問題の出題ポイント

  • WPA2の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • テクノロジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 情報セキュリティ、WPA2、無線LAN、暗号化規格。

選択肢

  1. cookie
  2. ESSID
  3. MIME
  4. WPA2正解

正解

: WPA2

解説

WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)は無線LANの通信を暗号化するセキュリティ規格。AES(Advanced Encryption Standard)暗号アルゴリズムを採用しており、旧来のWEP(RC4暗号:解読可能)・WPA(TKIP暗号:弱点あり)より高い安全性を実現する。IEEE 802.11iに準拠した規格として2004年に標準化され広く普及した。現在はWPA3(SAE認証・GCMP-256暗号採用)も登場しているが、WPA2が依然として広く使われている。無線LAN盗聴・不正アクセス防止のための基本的なセキュリティ設定として重要。

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 誤り。Cookie(クッキー)はWebサーバがWebブラウザに送信して一時保存させる小さなテキストデータファイル。ユーザー識別・セッション管理・サイト設定保存・ショッピングカート情報の維持等に使われるWebの仕組みであり、無線LAN通信の暗号化規格(WPA2等)とは全く異なる概念である。

  • 誤り。ESSID(Extended Service Set IDentifier)は無線LANのアクセスポイントを識別するネットワーク名(SSID:Service Set Identifier)のこと。端末が接続先APを識別・選択するための名前であり、通信内容を暗号化するセキュリティ規格ではないため誤りとなる。

  • 誤り。MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)は電子メールで画像・添付ファイル・各種文字コード等の様々な形式のデータを扱えるようにするための拡張規格。メールの添付ファイル形式や本文のエンコードに関わる規格であり、無線LANの通信暗号化規格(WPA2等)とは無関係である。

  • エ(正解)

    正解。WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)は無線LANの通信暗号化規格。AES暗号(128/192/256ビット)を使い通信内容を保護する。家庭・企業・公共施設のWi-Fiルータで設定できるセキュリティ規格として最も広く採用されており、パスワード(PSK)またはエンタープライズ認証(802.1X)と組み合わせて使用される。

解き方の整理

WPA2の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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