第113回 看護師国家試験(午後)疾病の成り立ちと回復の促進

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緑内障患者への投与が禁忌なのはどれか。

  1. 1コデイン
  2. 2アスピリン
  3. 3アトロピン✓ 正解
  4. 4ジゴキシン
  5. 5フェニトイン

正解

3

解説

緑内障患者に投与禁忌となるのは抗コリン薬であるアトロピンである。アトロピンは副交感神経遮断作用により瞳孔散大筋を働かせて散瞳を起こし、隅角を狭めて房水の流出を妨げるため、特に閉塞隅角緑内障で眼圧を急激に上昇させ急性緑内障発作を誘発する危険がある。コデイン・アスピリン・ジゴキシン・フェニトインはいずれも瞳孔散大や眼圧上昇を主作用とせず、緑内障に対する禁忌薬ではない。


選択肢の解説

1コデインはオピオイド系の鎮咳・鎮痛薬で、緑内障を悪化させる抗コリン作用が問題となる薬剤ではない。
2アスピリンは解熱鎮痛・抗血小板薬で、眼圧上昇とは関連せず緑内障の禁忌ではない。
3アトロピンは抗コリン薬で散瞳を起こし隅角を狭めて眼圧を上昇させ、特に閉塞隅角緑内障で急性発作を誘発するため禁忌であり正しい。
4ジゴキシンは強心配糖体で、緑内障を悪化させる作用はなく禁忌ではない。
5フェニトインは抗てんかん薬で、緑内障に対する禁忌薬ではない。

用語

緑内障
眼圧の上昇により視神経が障害される疾患です。房水の流出が悪くなることが主な原因で、視野狭窄や視力低下をもたらします。本設問では、アトロピンなどの抗コリン薬が瞳孔散大を通じて眼圧を上昇させるため禁忌となります。
禁忌
医学や医療において、特定の患者や状態に対して実施してはいけない治療や投与のことです。本設問では緑内障患者への投与禁忌薬を判断する必要があります。
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