第113回 看護師国家試験(午後)人体の構造と機能

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止血後の線維素溶解(線溶)に関係するのはどれか。

  1. 1カルシウムイオン
  2. 2フィブリノゲン
  3. 3プラスミノゲン✓ 正解
  4. 4プロトロンビン
  5. 5セロトニン

正解

3

解説

止血後の線維素溶解(線溶)に関係する物質を問う問題である。線溶系では、プラスミノゲンが組織プラスミノゲン活性化因子(t-PA)などによりプラスミンに変換され、このプラスミンがフィブリン(線維素)を分解して血栓を溶解する。したがって線溶に関係するのはプラスミノゲンであり、正答は3である。


選択肢の解説

1カルシウムイオン(第IV因子)は血液凝固反応に必要な因子であり、線溶ではなく凝固に関与する。
2フィブリノゲン(第I因子)はトロンビンによりフィブリンとなり血栓を形成する凝固側の物質であり、線溶を担う物質ではない。
3プラスミノゲンはプラスミンに変換されフィブリンを分解して血栓を溶かす線溶系の物質であり、正しい。
4プロトロンビン(第II因子)はトロンビンの前駆体であり、凝固反応に関与する物質で線溶ではない。
5セロトニンは血小板から放出され血管収縮に働く物質であり、線溶には関与しない。

用語

線維素溶解(線溶)
血管が損傷したときの止血後、形成された血栓を除去するために起こる生理的現象です。プラスミノゲンが活性化されてプラスミンになり、フィブリンを分解して血栓を溶かす過程を指します。
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