問7
胎児循環で酸素を最も多く含む血液が流れているのはどれか。
- 1臍静脈✓ 正解
- 2臍動脈
- 3肺静脈
- 4肺動脈
正解
1
解説
胎児循環では、酸素や栄養に富んだ動脈血が胎盤から臍静脈を通って胎児に運ばれる。臍静脈血は胎児循環のなかで最も酸素飽和度が高く、その一部は静脈管(アランチウス管)を経て下大静脈に合流する。臍動脈は胎児から胎盤へ向かう酸素の少ない血液を運ぶため、名称と血液の性状が体循環とは逆になる点に注意する。
選択肢の解説
1臍静脈は胎盤から胎児へ酸素に富む動脈血を運び、胎児循環で最も酸素飽和度が高いため正しい。
2臍動脈は胎児から胎盤へ酸素の少ない血液を運ぶため、酸素含有量は低い。
3胎児期の肺はガス交換をほとんど行わないため、肺静脈の血流量は少なく酸素化への寄与も限られる。
4肺動脈は右心室からの酸素の少ない血液を運び、その大半は動脈管を経て大動脈へ流れる。
用語
- 胎児循環
- 胎児が胎盤を通じて母体と酸素・栄養のやり取りを行うための血液循環。出生後の肺呼吸による循環と異なり、酸素に富んだ血液が臍静脈から供給され、酸素飽和度が最も高い臍静脈血が右心房へ流入することが特徴です。