FAQ

SC FAQ

情報処理安全確保支援士試験 FAQ

情報処理安全確保支援士試験 (SC) について、合格基準 (各区分 100 点中 60 点以上)・試験形式 (PBT / 年 2 回)・申し込み・学習時間・午前 I 免除・登録制度・午後の記述式対策など、よく聞かれる質問を 13 項目にまとめました。

情報処理安全確保支援士試験(SC)とはどんな試験ですか?

情報処理安全確保支援士試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、情報処理技術者試験のレベル 4(高度試験)に位置付けられます。IT 分野で唯一、登録制度を伴う情報セキュリティの国家資格『情報処理安全確保支援士』(通称『支援士』『登録セキスペ』)に通じる試験です。試験に合格して所定の登録を行うと、サイバーセキュリティ基本法に基づく名称独占の有資格者として活動できます。

試験時間・問題数・出題形式は?

令和 6 年度以降の現行制度では、午前 I(50 分・30 問・多肢選択)、午前 II(40 分・25 問・多肢選択)、午後(150 分・記述式・4 問から 3 問選択)の 3 区分です。令和 5 年度までは午後が午後 I・午後 II の 2 区分に分かれていましたが、令和 6 年度から午後区分は 1 つに統合されました。試験は会場での筆記方式(PBT)で実施されます。

合格基準(合格点)はどう決まりますか?

午前 I・午前 II・午後の<strong>すべての区分で 100 点満点中 60 点以上</strong>が合格基準です。1 区分でも 60 点未満があると不合格となるため、苦手区分を作らず全体をまんべんなく仕上げる学習設計が必要です。各区分の点数は IPA から合否通知時に公表されます。

受験料はいくらですか? いつ受けられますか?

受験料は税込 7,500 円です。SC は<strong>年 2 回(春期 4 月・秋期 10 月)</strong>のペーパー試験(PBT)で、全国の指定会場で受験します。FE や SG のような通年 CBT 化はまだ行われていません。申込みは情報処理技術者試験の公式サイト(ipa.go.jp/shiken)から、受験予定回の数か月前に行います。

合格率はどれくらいですか?

例年 17〜21% 前後で推移しており、高度試験のなかでは比較的高めの数値です。受験者層に応用情報技術者試験(AP)合格レベルの実力者が多いことが背景で、設問の難易度自体が低いわけではありません。午前 II と午後の記述で『どこまで具体的に書けるか』が合否を分けます。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)・応用情報技術者試験(AP)とどう違いますか?

SG はレベル 2(基本)、AP はレベル 3、SC はレベル 4(高度)で、レベルが上がるごとに専門性と記述力が要求されます。SG が『情報を安全に使う側(利用部門の管理者)』向けの試験、AP が『IT 全般の応用力』を測る試験であるのに対し、SC は『セキュリティ施策を計画・指揮できる技術者』を対象としており、Web・ネットワーク・暗号・PKI・インシデント対応などの実装と運用シナリオが深く問われます。

午前 I は免除できますか?

できます。応用情報技術者試験(AP)に合格しているか、または高度試験(SC・NW・DB・ES・SA・ST・SM・PM・AU)のいずれかに合格していれば、合格証明の有効期間(合格から 2 年間)に限り午前 I の受験が免除されます。SC を受験する人の多くがこの免除を活用しており、当日は午前 II からのスタートになります。

午後の記述式はどう対策すればよいですか?

午後は長文ケーススタディで、Web・ネットワーク・OS・認証・暗号・インシデント対応・セキュリティマネジメントなどの実装と運用シナリオを記述で解答します。対策のコツは、(1) 設問のキーワード(構成図・通信フロー・コマンドオプション・ログ該当行)を起点に解答を組み立てる、(2) 模範解答を読み込み『どこに着眼し、どの語彙で書くか』のパターンを身につける、(3) 1 問 30〜45 分で書ききる時間配分の訓練を積む、の 3 点です。

どのくらい勉強すれば合格できますか?

AP 合格済みで実務経験ありの場合は <strong>150〜250 時間</strong>、AP 未取得・実務経験 1〜2 年程度の場合は <strong>250〜400 時間</strong> が目安です。1 日 1.5 時間ペースで 4〜6 か月、1 日 2.5 時間ペースで 2〜4 か月の計画が現実的なレンジになります。午後対策の比重を全体の半分以上にあてると、最終的な合否が安定します。

過去問だけで対策できますか?

午前 II は過去問と類似した知識問題が多く出題されるため、過去問演習が非常に有効です。午後は『過去問と同じ設問』が出ることはほとんどありませんが、頻出のテーマ(SQL インジェクション、XSS、CSRF、TLS、認証、フィッシング、インシデント対応、ログ解析など)を繰り返し問う傾向は強いので、過去問で出題テーマと記述の型を体に染み込ませることが合格の近道です。

登録(情報処理安全確保支援士)は必要ですか? 費用は?

試験合格と登録は別の手続きです。合格しただけでは『情報処理安全確保支援士』と名乗ることはできません。登録には登録手数料(10,700 円)と登録免許税(9,000 円)が必要で、登録後は<strong>毎年 1 回のオンライン講習(約 20,000 円)</strong>と<strong>3 年に 1 回の実践講習(約 80,000 円)</strong>の受講が義務付けられます。名称を業務で活用する予定がない場合は登録を見送る選択もあります(合格自体は一生有効で、午前 I 免除にも利用できます)。

合格.dev で SC の過去問演習はできますか?

現在、合格.dev では SC の<strong>学習ガイド・FAQ・試験概要の独自編集情報を先行公開</strong>しています。過去問演習データと iOS アプリは現在準備中で、整備が完了次第このページから案内します。並行して、関連区分の情報セキュリティマネジメント試験(SG)や応用情報技術者試験(AP)の過去問は本サイトで演習できますので、知識基盤づくりにご活用ください。

問題文や解説の間違いを見つけました。報告できますか?

お問い合わせフォームからご報告ください。試験ガイドや FAQ・解説は本サイトの編集部が IPA 公表資料を参照しつつ独自に書き起こした二次著作物のため、誤りが含まれる可能性があります。報告いただいた内容は確認の上、必要に応じて修正・追記します。

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