情報セキュリティマネジメント試験 過去問解説
デジタルフォレンジックスとは?情報セキュリティマネジメント試験 科目A 問10を解説
情報セキュリティマネジメント試験 科目A 問10は、デジタルフォレンジックスに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。
問題文
デジタルフォレンジックスでハッシュ値を利用する目的として,適切なものはどれか。
この問題の出題ポイント
- デジタルフォレンジックスの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
選択肢
- ア一方向性関数によってパスワードを復元できないように変換して保存する。
- イ改変されたデータを,証拠となり得るように復元する。
- ウ証拠となり得るデータについて,原本と複製の同一性を証明する。正解
- エパスワードの盗聴の有無を検証する。
正解
ウ: 証拠となり得るデータについて,原本と複製の同一性を証明する。
解説
ハッシュ値は元データがわずかでも変われば大きく変化するため、データの同一性・完全性の証明に使える。デジタルフォレンジックスでは、押収した原本と解析用の複製のハッシュ値が一致することを示し、証拠が改ざんされていないことを証明する。よってウが正しい。
なぜ他の選択肢が違うのか
ア
一方向性関数でパスワードを保存するのは認証分野の用途で、フォレンジックスでのハッシュ利用目的ではない。
イ
ハッシュ値は不可逆であり、そこから改変前のデータを復元することはできない。誤り。
ウ(正解)
原本と複製のハッシュ値の一致により同一性(改ざんがないこと)を証明できる。正しい。
エ
盗聴の有無の検証はハッシュ値で行うものではなく、フォレンジックスでの利用目的でもない。誤り。
解き方の整理
デジタルフォレンジックスの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。
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