ITパスポート試験 過去問解説

システム開発とは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問43を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問43は、システム開発に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

システム開発における設計手順として,求められる要件を明確にしていく順に並べたものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • システム開発の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • マネジメント系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: システム開発、要件定義、設計手順。

選択肢

  1. 業務要件の定義,システム要件定義,ソフトウェア要件定義正解
  2. 業務要件の定義,ソフトウェア要件定義,システム要件定義
  3. システム要件定義,業務要件の定義,ソフトウェア要件定義
  4. システム要件定義,ソフトウェア要件定義,業務要件の定義

正解

: 業務要件の定義,システム要件定義,ソフトウェア要件定義

解説

システム開発の要件定義は,業務要件→システム要件→ソフトウェア要件の順に段階的に詳細化していきます。業務側のニーズ(業務要件)を起点に,それを実現するためにシステムが満たすべきこと(システム要件),さらにそれをソフトウェアレベルで実現すること(ソフトウェア要件)へと具体化します。共通フレーム2007以降の開発工程モデルでもこの順序が標準的です。下流に行くほど技術的・詳細的になり,上流が変わると下流も影響を受けるため,上流の確定が重要で手戻り防止に直結する設計の基本ルールであり,工程順序の遵守が成功の鍵です。

なぜ他の選択肢が違うのか

  • ア(正解)

    正解。業務要件→システム要件→ソフトウェア要件の順が正しい設計順序。業務側のニーズを起点とし,段階的にシステム,ソフトウェアと具体化していく標準的な要件定義の流れで,共通フレーム2007に準拠する順序。

  • 業務要件の次にソフトウェア要件が来てシステム要件が後になっているのは順序として誤り。システム要件はソフトウェア要件の前段で決定すべきで,粒度が大きいものから小さいものへ進むのが正解。

  • 業務要件が真ん中に来ているのは順序として誤り。業務要件は最上流に位置するべき要件で,その下流にシステム要件とソフトウェア要件が続く。業務側を起点とする原則に反する。

  • 業務要件が最後に来ているのは順序として誤り。業務要件は最上流の起点であり,最下流ではない。下流から上流に向かう順序は要件定義の論理に反する。

解き方の整理

システム開発の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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