ITパスポート試験 過去問解説

選択とは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問67を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問67は、選択に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

関係データベースの"商品"表から価格が100円以上の商品の行(レコード)だけを全て抽出する操作を何というか。 商品

この問題の出題ポイント

  • 選択の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • テクノロジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 関係演算、選択、図表問題。

選択肢

  1. 結合
  2. 射影
  3. 選択正解

正解

: 選択

解説

関係データベースの基本演算には選択・射影・結合などがある.選択(selection)は表から指定された条件を満たす行(レコード)だけを抽出する演算で,SQLではWHERE句に相当.射影(projection)は表から指定された列(フィールド)だけを抽出する演算でSQLのSELECT句で列を絞ることに相当.結合(join)は複数の表を共通列で結びつけて1つの表にする演算でSQLのJOINに相当.和は2つの表の和集合.設問は「価格100円以上のレコードだけを全て抽出」する操作で,条件を満たす行を抽出するためこれは選択演算.以上からウが正解.SQLではSELECT * FROM 商品 WHERE 価格>=100に相当する基本操作.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 結合は複数の表を共通列で結びつけて1つの表にする演算で,SQLのJOIN句に相当.例えば社員表と部署表を部署コードで結合し各社員に部署名を紐付ける操作などが該当する.本問は1つの表から条件を満たす行を抽出する操作のため,結合演算ではなく誤り.

  • 射影は表から指定した列(フィールド)だけを抽出する演算で,SQLのSELECT句で必要な列だけを並べる操作に相当.例えば商品表から商品名と価格列だけを取り出す操作などが該当する.本問は条件を満たす行を抽出する操作のため,列抽出の射影ではなく誤り.行と列の操作を取り違えがち.

  • ウ(正解)

    正解.選択は表から指定された条件を満たす行(レコード)だけを抽出する関係演算で,SQLではWHERE句で条件指定するのに相当する.本問の「価格が100円以上の商品の行だけを全て抽出」する操作はまさに選択演算の典型例で,条件に合致する行を絞り込む基本的なRDB操作.

  • 和は2つの表の和集合を取る関係演算で,同じ構造の2つの表のレコードを統合した結果を返す操作.SQLではUNION句に相当する処理である.本問は1つの表から条件を満たす行を抽出する操作のため,2表の和集合を取る和演算とは異なる操作であり本選択肢は誤り.演算の対象数(1表 vs 2表)も異なる.

解き方の整理

選択の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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