ITパスポート試験 過去問解説

イントラネットとは?ITパスポート試験 2016年 (平成28年 秋期) 問63を解説

ITパスポート試験 2016年 (平成28年 秋期) 問63は、イントラネットに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

イントラネットの説明として,適切なものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • イントラネットの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • テクノロジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: イントラネット、組織内ネットワーク。

選択肢

  1. インターネットの技術を利用して構築された組織内ネットワーク正解
  2. 社外の誰もが自由に接続可能な社内ネットワーク
  3. 複数の企業間で電子商取引を行うために構築されたネットワーク
  4. 無線を使わずに有線だけで構成されたネットワーク

正解

: インターネットの技術を利用して構築された組織内ネットワーク

解説

イントラネット(Intranet)はインターネット技術(TCP/IP・HTTP・HTML・Webなどの標準プロトコル・標準アプリケーション)を利用して構築された組織内向けの閉じたネットワークで,社内ポータル・ファイル共有・社内システムなどに広く活用される. 社外から自由に接続できるわけではなく,組織のメンバが社内システム共有用に使う閉域網である. 社外と自由接続するのは公衆インターネット,複数企業間の取引用ネットワークはエクストラネット(あるいは業界VAN),有線/無線の区別はイントラネットの定義とは無関係である. 「組織内+インターネット標準技術の利用」という2点の組合せが本概念の中核となるポイントである.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • ア(正解)

    正しい. イントラネットはインターネット技術(TCP/IP・Web・HTTPなどの標準技術)を利用して構築された組織内向けのネットワークであり,本問の説明に合致するため. 標準技術での社内ネット構築という定義の中核が表現されており,組織内向けの閉域網として広く社内ポータル・社内Webサイト等で活用されている.

  • 誤り. 社外の誰もが自由に接続可能な社内ネットワークは公衆ネットワーク(あるいはインターネットそのもの)の説明であり,組織内向けの閉鎖ネットワークであるイントラネットの定義に反する. イントラネットはアクセス制御が機能する閉域網であり,「自由接続」とは相容れない性質である.

  • 誤り. 複数の企業間で電子商取引を行うために構築されたネットワークはエクストラネット(Extranet)や業界VAN(付加価値通信網)の説明であり,組織を超えた取引・連携ネットワークに該当する. 組織内向けのイントラネットとは適用範囲・参加企業範囲が異なる別概念の用語である.

  • 誤り. 無線を使わず有線だけで構成されたネットワークかどうかはイントラネットの定義とは無関係である. 有線・無線の物理媒体の違いはイントラネット概念の定義要件には含まれず,インターネット技術の利用と組織内向けという2点が定義の中核ポイントとなる別の話題である.

解き方の整理

イントラネットの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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