第112回 保健師国家試験(午後)34国際生活機能分類〈ICF〉における疾病と障害の概念について正しいのはどれか。2つ選べ。

第112回 保健師国家試験(午後)2つ選べ保健医療福祉行政論
34

国際生活機能分類〈ICF〉における疾病と障害の概念について正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1国際疾病分類〈ICD〉に含まれる。
  2. 2世界保健機関〈WHO〉が提唱した。✓ 正解
  3. 3高齢者では別の分類が適用される。
  4. 4人の生活機能を「心身機能」「身体構造」「参加」に分類している。
  5. 5「健常」と「疾患・障害」を区分せず、すべての健康状態を対象とする。✓ 正解

正解

2・5

解説

国際生活機能分類(ICF)に関する問題で、正しいものを2つ選ぶ。正答は2と5である。ICFは2001年にWHO(世界保健機関)の総会で採択された分類である(2が正しい)。ICFは「健常」と「障害」を区別せず、すべての人のあらゆる健康状態を対象として、生活機能と障害を中立的・包括的にとらえる(5が正しい)。ICFはICD(国際疾病分類)とは別の分類であり、ICDに含まれるものではない(両者でWHO国際統計分類ファミリーを構成する)。高齢者に別の分類が適用されることはなく、全年齢に共通して用いる。ICFの生活機能は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つの構成要素からなり、選択肢4は「活動」が欠落しているため構成要素の組合せが誤りである。


選択肢の解説

1誤り。ICFはICD(国際疾病分類)に含まれるものではなく、ICDとは別個の分類である(ともにWHOの国際統計分類ファミリーを構成する)。
2正しい。ICFは2001年にWHO(世界保健機関)総会で採択・提唱された分類である。
3誤り。ICFは全年齢に共通して用いるもので、高齢者に別の分類が適用されるわけではない。
4誤り。ICFの生活機能は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」で構成され、選択肢は「活動」が抜けており構成要素の組合せが誤っている。
5正しい。ICFは「健常」と「疾患・障害」を区分せず、すべての人のあらゆる健康状態を対象とする。

出典・参考

用語

国際生活機能分類〈ICF〉
WHO(世界保健機関)が2001年に採択した国際分類。疾病と障害の関係性を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の三つで理解し、健常者と患者を区別せず、すべての人のあらゆる健康状態を対象としている。

関連問題(同分野)

6

医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律〈医療的ケア児支援法〉の目的で正しいのはどれか。

7

Aさん(23歳、男性、留学生)は1人で暮らしている。奨学金の給付を受けており、他に収入はない。来日後

13

令和4年度の後期高齢者医療制度の運営における医療給付の財源負担で正しいのはどれか。

14

地域共生社会の実現を目指して、令和2年の社会福祉法の改正によって創設された重層的支援体制整備事業で、

15

平成25年に改正された「地域における保健師の保健活動に関する指針」に示される「都道府県、保健所設置市

この問題から続けて演習する