問24
妊娠による身体の変化で正しいのはどれか。
- 1腟壁はリビド着色する。✓ 正解
- 2子宮頸部の軟化は子宮体部より早く始まる。
- 3Piskacek〈ピスカチェック〉徴候は妊娠5か月に顕著となる。
- 4乳輪に形成されるMontgomery〈モントゴメリー〉腺は第2次乳輪である。
- 5子宮の着床部位が膨隆して触れることをHegar〈へガール〉第1徴候という。
正解
1
解説
妊娠による身体の変化で正しい記述を問う問題である。正答は「腟壁はリビド着色する」で、妊娠により骨盤内の血流が増加・うっ血し、腟壁や腟前庭が青紫色〜暗赤色に変化する(リビド着色、Chadwick徴候)。各種の早期妊娠徴候とその機序・出現時期を正確に区別する必要がある。
選択肢の解説
1正しい。妊娠による骨盤内のうっ血・血流増加により、腟壁や腟前庭が青紫色に着色する(リビド着色、Chadwick徴候)。
2誤り。妊娠初期の軟化は子宮峡部や子宮体部から始まり、子宮頸部の軟化(Goodell徴候)はこれより遅れて生じる。子宮頸部の軟化が子宮体部より早く始まるという記述は誤りである。
3誤り。Piskacek徴候は着床部位に一致して子宮の一部が膨隆・非対称となる妊娠初期(おおむね妊娠2〜3か月頃)の徴候であり、妊娠5か月に顕著となるものではない。
4誤り。Montgomery腺(モントゴメリー腺)は乳輪にある皮脂腺が妊娠に伴い肥大して粒状に隆起したものである。妊娠で新たに色素沈着して乳輪の周囲に広がる部分を第2次乳輪と呼ぶが、Montgomery腺自体が第2次乳輪であるという記述は誤りである。
5誤り。子宮の着床部位が膨隆して触れる徴候はPiskacek徴候である。Hegar徴候は子宮峡部が軟化して薄くなり、双合診で子宮体部と頸部の間の峡部が柔らかく細く触れる徴候であり、記述が一致しない。