第109回 助産師国家試験(午後)助産診断・技術学

25

出生後1週以内の新生児における異常所見はどれか。

  1. 1睡眠時間が20時間/日
  2. 2ヘモグロビン値が10 g/dL✓ 正解
  3. 3安静時の呼吸数が40回/分
  4. 4新生児中毒性紅斑が体幹に3個
  5. 5大泉門の大きさが長径20 mm×短径10 mm

正解

2

解説

出生後1週以内の新生児における異常所見を問う問題である。正答はヘモグロビン値10 g/dLで、出生時〜生後1週の正常なヘモグロビン値はおよそ16〜20 g/dLと高値であり、10 g/dLは貧血を示す異常値である(生理的最低値=約9〜11 g/dLとなるのは生後2〜3か月頃であり、生後1週以内ではない)。新生児の生理的な睡眠時間・呼吸数・中毒性紅斑・大泉門の大きさなど、生後早期の正常範囲を把握しておく必要がある。


選択肢の解説

1誤り。新生児は1日の大半を睡眠に費やし、睡眠時間が約16〜20時間/日であることは生理的に正常である。
2正しい。出生時〜生後1週のヘモグロビン値は通常16〜20 g/dL程度と高値であり、10 g/dLは貧血を示す異常所見である。生理的にHbが約9〜11 g/dLまで低下するのは生後2〜3か月頃であり、生後1週以内ではない。
3誤り。新生児の安静時呼吸数の正常範囲はおよそ40〜60回/分であり、40回/分は正常範囲内である。
4誤り。新生児中毒性紅斑は生後数日以内に体幹などに出現する良性・一過性の発疹で、自然に消退する生理的な所見であり異常ではない。
5誤り。大泉門の大きさには個人差があるが、長径20 mm×短径10 mm程度は正常範囲内であり、異常所見ではない。
この問題から続けて演習する