問8
胎児の臓器の成熟について正しいのはどれか。
- 1在胎9週ころから心拍数は徐々に減少する。✓ 正解
- 2在胎16週ころから肺サーファクタントの産生が開始する。
- 3在胎20週ころから尿の産生が開始する。
- 4在胎30週ころ肝臓が造血の中心となる。
正解
1
解説
胎児の各臓器の成熟時期に関する知識を問う問題である。胎児心拍数は妊娠初期に最も高く(在胎9〜10週ころに約170〜180拍/分前後でピークとなる)、その後自律神経系(特に副交感神経)の発達に伴って徐々に減少し、満期では平均約140拍/分前後となる。したがって、在胎9週ころから心拍数が徐々に減少するとした1が正答である。
選択肢の解説
1正しい。胎児心拍数は在胎9〜10週ころに約170〜180拍/分でピークとなり、その後自律神経の発達に伴って徐々に減少していく。
2誤り。肺サーファクタント(Ⅱ型肺胞上皮細胞による産生)は在胎22〜24週ころから産生が始まり、34週ころに十分量となる。在胎16週ころではない。
3誤り。胎児の腎臓による尿産生は在胎9〜12週ころから始まり、妊娠中期(16週ころ以降)には羊水の主要な供給源となる。在胎20週ころからではない。
4誤り。胎児期の造血の中心は、初期は卵黄囊、次いで肝臓・脾臓であり、妊娠中期以降は骨髄へ移行する。在胎30週ころには造血の中心はすでに骨髄であり、肝臓ではない。