問75
声帯の運動や緊張度を調節する神経を分枝するのはどれか。
- 1三叉神経
- 2顔面神経
- 3舌咽神経
- 4迷走神経✓ 正解
- 5舌下神経
正解
4
解説
声帯の運動や緊張度を調節するのは喉頭の筋(内喉頭筋)であり、これらを支配する反回神経(下喉頭神経)および上喉頭神経はいずれも迷走神経(第Ⅹ脳神経)の枝である。したがって声帯の運動・緊張を調節する神経を分枝するのは迷走神経である。輪状甲状筋は上喉頭神経外枝が、それ以外の内喉頭筋は反回神経が支配する。
選択肢の解説
1誤り。三叉神経(第Ⅴ脳神経)は顔面の知覚と咀嚼筋の運動を支配する神経で、声帯の運動には関与しない。
2誤り。顔面神経(第Ⅶ脳神経)は表情筋の運動や舌前2/3の味覚などを支配する神経で、声帯の運動とは関係しない。
3誤り。舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は咽頭の知覚や舌後1/3の味覚、唾液分泌などに関与するが、声帯の運動を支配する神経を分枝するものではない。
4正しい。迷走神経(第Ⅹ脳神経)から分枝する反回神経(下喉頭神経)と上喉頭神経が喉頭筋を支配し、声帯の運動と緊張度を調節する。
5誤り。舌下神経(第Ⅻ脳神経)は舌筋の運動を支配する神経であり、声帯の運動には関与しない。