問37
患者、看護師、ベッド、車椅子の位置を図に示す。ベッド上にいる右片麻痺がある患者の端座位から車椅子への移乗を援助する看護師の足と車椅子の位置で適切なのはどれか。

- 1✓ 正解
- 2
- 3
- 4
正解
1
解説
右片麻痺患者の端座位から車椅子への移乗では、健側である左側を活用して移乗するのが原則である。車椅子は患者の健側(左側)に、ベッドに対して約15〜30度の角度をつけて置き、患者が左手で車椅子のアームレストをつかみ、健側の左足を軸に立ち上がって方向転換できるようにする。看護師は患者の前方に立ち、麻痺側(右側)の膝が崩れないよう自分の足や膝で支えながら、健側を軸とした回転を介助する。これらの条件(健側を活かせる車椅子の位置・角度と、麻痺側を支えられる看護師の足の位置)を満たす配置を示した選択肢1が適切である。図は車椅子の置く角度・位置と看護師の立ち位置・足の向きが4通り示されており、安全な移乗の条件を満たすものが正答となる。
選択肢の解説
1健側を活かした移乗を可能にする車椅子の位置・角度と、麻痺側を支えられる看護師の足の位置を示しており適切であり正しい。
2車椅子の角度や看護師の立ち位置・足の向きが、麻痺側を安全に支え健側を軸に移乗する条件を満たさないため適切でない。
3車椅子の置く位置・角度や看護師の足の位置が、安全な移乗に適した配置とはいえないため適切でない。
4車椅子の角度と看護師の支持位置が、麻痺側の膝折れを防ぎ健側を軸に回転させる条件を満たさないため適切でない。
用語
- 右片麻痺
- 脳卒中などにより脳の一側が損傷されて生じる、身体の右半分の運動機能喪失。看護ケアでは健側(左側)を活用した自立支援が重要な原則となります。
- 端座位
- ベッドやいすの端に腰をかけて座った姿勢。移乗や立ち上がり動作の準備体位として、バランス確保と筋力活用に適した姿勢です。