問76
直腸の構造で正しいのはどれか。
- 1陰窩には杯細胞が存在する。✓ 正解
- 2粘膜の表面には絨毛がある。
- 3縦走筋は結腸ヒモを作る。
- 4肛門管は血管が少ない。
- 5肛門管は内腔が広い。
正解
1
解説
直腸の構造を問う問題である。直腸の粘膜は大腸と同様に陰窩(腸腺)が発達し、その中には粘液を分泌する杯細胞が多数存在するため、「陰窩には杯細胞が存在する」が正しい。大腸(直腸を含む)の粘膜には小腸のような絨毛はなく、縦走筋は直腸では全周を覆い結腸ヒモを作らない。肛門管は静脈叢が豊富で内腔は肛門柱により狭くなっている。
選択肢の解説
1直腸粘膜の陰窩(腸腺)には粘液を分泌する杯細胞が多数存在し、正しい。
2絨毛は小腸の粘膜にみられる構造で、大腸である直腸の粘膜表面には絨毛がないため誤りである。
3結腸ヒモは結腸の縦走筋が3本の束に集まったものであり、直腸では縦走筋が全周を覆うため結腸ヒモは作られず誤りである。
4肛門管には内・外痔静脈叢などの静脈が豊富に分布しており、血管が少ないというのは誤りである。
5肛門管は肛門柱(縦のひだ)があり括約筋に囲まれて内腔が狭くなっており、内腔が広いというのは誤りである。