問13
心電図波形別冊No. 1!を別に示す。心室頻拍はどれか。


- 1①
- 2②
- 3③
- 4④✓ 正解
正解
4
解説
別冊No.1には4つの心電図波形①〜④が示されている(記録速度25mm/秒)。心室頻拍(VT)は心室を起源とする頻拍で、幅の広いQRS波(wide QRS)が規則的に速く連続するのが特徴である。提示された波形のうち、④は幅広く変形したQRS波が規則的に連続して速い心拍を示しており、心室頻拍に該当する。①の正常洞調律(P波があり幅の狭いQRSが整)、②の幅広い心室期外収縮が混じる調律、③の幅の狭いQRSの頻拍などと鑑別する。
選択肢の解説
1①はP波に続いて幅の狭いQRS波が規則的に出現する正常洞調律であり、心室頻拍ではない。
2②は幅の狭い基本調律のなかに幅広く変形したQRS波(心室期外収縮)が散発するもので、幅広QRSが連続して続く心室頻拍ではない。
3③は幅の狭いQRS波による頻拍で、心室を起源とする幅広QRSの頻拍ではないため心室頻拍ではない。
4④は幅の広いQRS波が規則的に速く連続する頻拍を示し、心室頻拍に該当するため正しい。
用語
- 心電図波形
- 心臓の電気活動を時系列で記録し、グラフ化した波形。P波、QRS波、T波などの成分から心臓のリズムや異常を診断する基本的な検査結果として用いられます。
- 心室頻拍
- 心室を起源とする頻拍性不整脈で、幅の広いQRS波が規則的に速く連続するのが特徴です。血行動態に影響を与える危険な不整脈で、適切な治療が必要とされます。