問31
重症筋無力症に合併する頻度が最も高いのはどれか。
- 1胸腺腫✓ 正解
- 2胸膜中皮腫
- 3甲状腺腫瘍
- 4悪性リンパ腫
正解
1
解説
重症筋無力症に合併する疾患を問う問題である。重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己抗体により易疲労性・筋力低下をきたす自己免疫疾患で、胸腺の異常を高頻度に伴う。約7〜8割に胸腺過形成、約15〜20%に胸腺腫を合併する。正答は胸腺腫である。
選択肢の解説
1重症筋無力症は胸腺の異常と密接に関連し、胸腺腫の合併頻度が高いため正しい。胸腺摘出術が治療として行われることもある。
2胸膜中皮腫はアスベスト曝露と関連する腫瘍で、重症筋無力症との特異的な合併関係はないため誤りである。
3甲状腺腫瘍は重症筋無力症に最も高頻度に合併するものではないため誤りである。なお自己免疫性甲状腺疾患を伴うことはあるが、本問で問う合併頻度が最も高いものは胸腺腫である。
4悪性リンパ腫は重症筋無力症に特徴的に合併する腫瘍ではないため誤りである。
用語
- 重症筋無力症
- 神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己抗体により筋力低下と易疲労性をきたす自己免疫疾患です。胸腺の異常を高頻度に伴い、約7~8割に胸腺過形成、約15~20%に胸腺腫を合併するため、胸腺腫の合併が最も高頻度です。