問73
精神科病院での行動制限で正しいのはどれか。
- 1家族の同意により身体的拘束を決定する。
- 2行動制限最小化委員会は患者の隔離の具体的な内容を決定する。
- 312時間を超える隔離については、精神保健指定医の判断が必要である。✓ 正解
- 4暴力行為があった場合は、当該患者の精神症状が落ち着くまで身体的拘束をする。
正解
3
解説
精神科病院における行動制限の手続きに関する正誤を問う問題である。精神保健福祉法に基づき、12時間を超える隔離および身体的拘束の開始・継続は精神保健指定医の判断(診察)が必要とされる。身体的拘束は本人の生命保護や重大な身体損傷を防ぐためのやむを得ない場合に限られ、家族の同意で決定するものではない。したがって正答は選択肢3である。
選択肢の解説
1身体的拘束の開始は精神保健指定医の判断によるものであり、家族の同意で決定するものではないため誤りである。
2個々の患者の隔離の要否を決定するのは精神保健指定医であり、行動制限最小化委員会は制限の適正化・最小化を組織的に検討する役割を担うため誤りである。
3正しい。12時間を超える隔離については精神保健指定医の判断(診察)が必要である。
4身体的拘束は生命の危険や重大な身体損傷を防ぐためのやむを得ない最終手段であり、暴力があれば一律に症状が落ち着くまで拘束するという対応は適切でない。
用語
- 行動制限
- 精神疾患を持つ患者の医療や生活上の危害を防ぐため、一時的に自由を制限する措置。隔離と身体的拘束に分類され、いずれも精神保健福祉法により、精神保健指定医の診察と判断に基づいてのみ行われるべき重要な手続きである。