問12
胃潰瘍による少量の吐血の特徴はどれか。
- 1泡沫状
- 2アセトン臭
- 3アンモニア臭
- 4コーヒー残渣様✓ 正解
正解
4
解説
上部消化管出血(吐血)の性状に関する問題である。胃潰瘍などからの少量・緩徐な出血では、血液が胃酸(塩酸)と反応して塩酸ヘマチンに変化し、黒褐色のコーヒー残渣様(コーヒーかすのよう)の吐物となる。よって正答は4である。大量・急速な出血では酸の作用を受ける前に吐くため鮮紅色となる。
選択肢の解説
1誤り。泡沫状(泡を含む鮮紅色)の喀出は気道からの喀血の特徴で、吐血ではない。
2誤り。アセトン臭(甘酸っぱい臭い)は糖尿病性ケトアシドーシスなどでみられる呼気の臭いで、吐血の性状とは関係しない。
3誤り。アンモニア臭は肝性脳症や尿毒症などでみられるもので、胃潰瘍の吐血の特徴ではない。
4正しい。少量の吐血では血液が胃酸と反応して黒褐色のコーヒー残渣様となる。
用語
- 吐血
- 上部消化管からの出血により吐出される血液のこと。胃潰瘍などの少量・緩徐な出血では胃酸と反応して黒褐色となり、コーヒー残渣様となることが特徴である。