問48
意思決定が困難な成人患者の代理意思決定で適切なのはどれか。
- 1意思決定者を医療者が指名する。
- 2患者の意思を推定して判断する。✓ 正解
- 3意思決定した内容は変更できない。
- 4意思決定者に親しい友人は含まれない。
正解
2
解説
意思決定能力を失った成人患者に対する代理意思決定の原則を問う問題である。代理意思決定では、患者自身が以前に表明していた価値観や意向に基づき、本人ならどう望むかを推定して判断する「推定意思(代行判断)」が基本となる。状況の変化に応じて決定内容は見直し・変更が可能であり、家族のほか本人をよく知る親しい友人が意思決定者となることもある。
選択肢の解説
1誤り。代理意思決定者は医療者が一方的に指名するものではなく、本人の意思や家族関係などを踏まえて決められる。
2正しい。患者本人が以前に示していた価値観や希望から、本人ならどう判断するかを推定して決定するのが代理意思決定の基本原則である。
3誤り。病状や状況の変化に応じて、いったん決めた内容も見直し・変更することができる。
4誤り。家族だけでなく、本人をよく知る親しい友人が意思決定にかかわることもあり、一律に除外されない。
用語
- 代理意思決定
- 本人の意思決定能力が低下または喪失した場合に、家族や関係者が本人の価値観と意向に基づいて推定される本人の意思を代理して判断する過程です。患者自身が以前に表明していた価値観や望みを尊重し、その時々の状況に応じて見直すことができます。