問49
慢性疾患がある成人のアドヒアランスを高める要因はどれか。
- 1自覚症状がない。
- 2治療費が高額である。
- 3療養方法が複雑である。
- 4療養方法の利益と害が分かる。✓ 正解
正解
4
解説
慢性疾患患者のアドヒアランス(患者自身が治療方針の決定に参加し、納得して治療を継続する姿勢)を高める要因を問う問題である。療養法の利益(ベネフィット)と害(リスク)を患者自身が理解し納得していることは、主体的に治療へ取り組む動機づけとなり、アドヒアランスを高める。一方、自覚症状がない・治療費が高い・療養法が複雑であることは、いずれも継続を妨げる要因である。
選択肢の解説
1誤り。自覚症状がないと治療の必要性を実感しにくく、療養を中断しやすいためアドヒアランスを低下させる要因である。
2誤り。治療費が高額であることは経済的負担となり、治療継続を妨げる要因である。
3誤り。療養方法が複雑であると実行が難しくなり、アドヒアランスを低下させる要因である。
4正しい。療養方法の利益と害を理解できることは、患者が納得して主体的に治療を続ける動機となり、アドヒアランスを高める。
用語
- アドヒアランス
- 患者が医学的助言や治療方針に対して納得し、主体的に治療や療養に継続的に取り組む態度・行動を指す。単なる服従ではなく、患者の意思決定参加と理解に基づくもので、慢性疾患の管理において重要な指標である。