問50
廃用症候群の説明で適切なのはどれか。
- 1がん患者ではみられない。
- 2尿管結石を発症しやすい。✓ 正解
- 3加齢とともに進行は遅くなる。
- 4二次的に高血圧を発症しやすい。
正解
2
解説
廃用症候群(生活不活発病)に関する知識を問う問題である。廃用症候群は安静・不動の持続により全身の機能が低下する状態で、筋萎縮・関節拘縮・骨萎縮・起立性低血圧・尿路結石・褥瘡・誤嚥性肺炎・深部静脈血栓症などを生じる。長期臥床では骨吸収の亢進による高カルシウム尿と尿の停滞から尿路結石(尿管結石)を発症しやすく、選択肢2が適切である。
選択肢の解説
1誤り。がん患者でも安静や活動低下により廃用症候群は生じるため、みられないとはいえない。
2正しい。長期臥床では骨吸収の亢進によるカルシウムの遊離(高カルシウム尿)と尿の停滞により、尿路結石(尿管結石)を発症しやすい。
3誤り。加齢に伴い予備能が低下するため、高齢者ほど廃用症候群の進行は速くなりやすく、遅くなるわけではない。
4誤り。廃用では自律神経による循環調節の低下により起立性低血圧を生じやすく、二次的に起こりやすいのは高血圧ではなく低血圧である。
用語
- 廃用症候群
- 安静や不動の継続により身体機能全体が低下する状態。筋萎縮、関節拘縮、骨萎縮、起立性低血圧などを生じ、尿路結石や褥瘡、誤嚥性肺炎、深部静脈血栓症などの合併症を引き起こしやすい。骨吸収の亢進により高カルシウム尿が増加することで尿路結石が発症しやすくなる。