問64
日本の人口動態統計における死亡率と計算式の組合せで正しいのはどれか。
- 1周産期死亡率 ― (妊娠満12週以後の死産数+早期新生児死亡数)÷出生数×1,000
- 2新生児死亡率 ― 新生児死亡数÷(出生数+死産数)×1,000
- 3乳児死亡率 ― 乳児死亡数÷出生数×1,000✓ 正解
- 4妊産婦死亡率 ― 妊産婦死亡数÷出生数×100,000
正解
3
解説
人口動態統計における各死亡率の定義(計算式)を問う問題である。乳児死亡率は生後1年未満の死亡(乳児死亡)の頻度を表し、その年の「乳児死亡数÷出生数×1,000」で算出する(出生1,000対)。よって選択肢3が正しい。なお誤りの選択肢の正しい式は、周産期死亡率=(妊娠満22週以後の死産数+早期新生児死亡数)÷(出生数+妊娠満22週以後の死産数)×1,000、新生児死亡率=新生児死亡数÷出生数×1,000、妊産婦死亡率=妊産婦死亡数÷出産数(出生数+死産数)×100,000である。
選択肢の解説
1誤り。周産期死亡は「妊娠満22週以後の死産+早期新生児死亡」で定義され、分母は出生数に妊娠満22週以後の死産数を加えた数(出産数)である。「満12週以後」「÷出生数」は誤り。
2誤り。新生児死亡率は生後4週未満の死亡を出生数で除して1,000を乗じる(新生児死亡数÷出生数×1,000)。分母を「出生数+死産数」とするのは誤り。
3正しい。乳児死亡率=乳児死亡数÷出生数×1,000で、出生1,000に対する生後1年未満の死亡数を表す。
4誤り。妊産婦死亡率の分母は出産数(出生数+死産数)で、これに100,000を乗じる。分母を出生数のみとするのは誤りである。
用語
- 人口動態統計
- 日本の政府統計の一つで、出生、死亡、婚姻、離婚など国民の人口変動を把握するために毎年集計される統計。死亡率などの指標算出の基礎となり、国民衛生の動向を示す重要な統計資料である。