第115回 看護師国家試験(午前)人体の構造と機能

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バソプレシンが作用する腎臓の部位はどれか。

  1. 1糸球体
  2. 2集合管✓ 正解
  3. 3遠位尿細管
  4. 4近位尿細管
  5. 5Henle〈ヘンレ〉のループ〈係蹄〉

正解

2

解説

バソプレシン〈抗利尿ホルモン、ADH〉が作用する腎臓の部位を問う問題である。バソプレシンは下垂体後葉から分泌され、腎臓の集合管(および遠位尿細管の後部)に作用して水の再吸収を促進し、尿を濃縮して尿量を減らす。主たる作用部位は集合管であるため、正答は2。


選択肢の解説

1誤り。糸球体は血漿を濾過して原尿を生成する部位で、バソプレシンの主たる作用部位ではない。
2正しい。バソプレシンは集合管に作用し、水チャネル(アクアポリン)を介して水の再吸収を促進し尿を濃縮する。
3誤り。遠位尿細管はナトリウムの再吸収などに関わるが、バソプレシンの主たる作用部位は集合管である。
4誤り。近位尿細管はブドウ糖・アミノ酸・水・ナトリウムなどの大部分を再吸収する部位で、バソプレシンの主作用部位ではない。
5誤り。ヘンレのループは尿の濃縮機構(対向流系)に関与するが、バソプレシンが直接作用して水再吸収を調節する主部位は集合管である。

用語

バソプレシン
下垂体後葉から分泌されるホルモン。腎臓の集合管に作用して水の再吸収を促進し、尿を濃縮して尿量を減らす。抗利尿ホルモン(ADH)とも呼ばれ、体液の浸透圧調節に重要な役割を果たします。
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