第115回 看護師国家試験(午後)基礎看護学

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舌根の沈下を防止する体位はどれか。

  1. 1仰臥位
  2. 2膝胸位
  3. 3側臥位✓ 正解
  4. 4骨盤高位

正解

3

解説

舌根沈下は、意識障害などで舌を支える筋の緊張が低下し、仰臥位で重力により舌根部が咽頭後壁へ落ち込み気道を閉塞する状態である。これを防ぐには重力で舌が前方・側方へ落ちる側臥位(回復体位)が有効で、唾液や吐物の誤嚥防止にもなる。仰臥位はかえって舌根沈下を助長する。


選択肢の解説

1仰臥位では重力で舌根が咽頭後壁に落ち込み気道を閉塞しやすいため、舌根沈下を助長してしまい不適切である。
2膝胸位(胸膝位)は直腸診や骨盤位の整復などに用いる体位で、舌根沈下の予防とは関係がない。
3側臥位(回復体位)では舌が前方・側方に落ちて気道が確保され、分泌物や吐物の誤嚥も防げるため舌根沈下の予防に適しており、正答である。
4骨盤高位(下肢挙上位)はショック時の静脈還流増加などに用いる体位で、舌根沈下の防止を目的とするものではない。

用語

舌根
舌の後部で、咽頭に接する部分。意識障害時に筋緊張が低下すると、仰臥位で重力により咽頭後壁へ落ち込んで気道を閉塞する舌根沈下が起こる。側臥位によってこれを防止できます。
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