問22
成人の口腔内吸引で正しいのはどれか。
- 1吸引は無菌操作で行う。
- 2吸引時間は25秒以上で行う。
- 3挿入時は吸引圧をかけない。✓ 正解
- 4吸引圧は100 kPaを目安とする。
正解
3
解説
口腔内吸引(口腔・咽頭吸引)は、開放系の気道に分泌物がたまった場合に行う手技である。カテーテルを挿入する際は粘膜を傷つけず低酸素を避けるため吸引圧をかけず、目的の位置に達してから圧をかけて吸引する。1回の吸引時間は低酸素を防ぐため10〜15秒以内とし、吸引圧は成人で約20〜26kPa(150〜200mmHg程度)を目安とする。口腔・咽頭は常在菌が存在する非無菌領域であり、清潔操作で行えばよく厳密な無菌操作は必要ない。
選択肢の解説
1口腔・咽頭は常在菌が存在する非無菌領域であり、清潔操作で十分で、気管吸引のような厳密な無菌操作は不要である。
2吸引時間が長いと低酸素血症や粘膜損傷を招くため、1回の吸引は10〜15秒以内が原則で、25秒以上は不適切である。
3挿入時に吸引圧をかけると粘膜を傷つけ低酸素を助長するため、圧をかけずに挿入し目的部位に達してから吸引するのが正しく、正答である。
4100kPa(約750mmHg)は過大で粘膜損傷や低酸素を招く。口腔内吸引の目安は約20〜26kPa程度であり高すぎる。
用語
- 口腔内吸引
- 口腔・咽頭に貯留した分泌物を除去するための吸引操作。カテーテル挿入時は吸引圧をかけず、目的の位置に到達してから吸引を開始し、1回の吸引時間は10~15秒以内とすることで、低酸素血症を防ぐ。