問25
全身性けいれん発作を起こしている患者に優先して行うのはどれか。
- 1気道確保✓ 正解
- 2周囲の環境整備
- 3末梢静脈路の確保
- 4心電図モニターの装着
- 5舌や口唇の咬傷の予防
正解
1
解説
全身性けいれん発作中は呼吸筋のけいれんや咬筋の収縮、分泌物・吐物により気道閉塞や低酸素をきたしやすいため、生命維持の観点から気道確保が最優先となる(ABCのAに相当)。周囲の環境整備や外傷予防も重要だが、生命に直結する気道・呼吸の確保が先である。発作中は無理に身体を抑えたり口腔内に物を入れたりしない。
選択肢の解説
1けいれん中は気道閉塞や低酸素のリスクが高く、生命維持に直結するため気道確保が最優先であり正答である。
2周囲の危険物を除去する環境整備は外傷予防として重要だが、生命に直結する気道確保よりは優先度が低い。
3末梢静脈路の確保は抗けいれん薬投与のため必要となるが、まず気道を確保したうえで行うべきで最優先ではない。
4心電図モニターの装着は状態把握に有用だが、けいれん発作で最初に行う処置ではなく優先度は低い。
5舌や口唇の咬傷予防のために発作中に口へ物を入れる行為はかえって危険で推奨されず、気道確保より優先しない。
用語
- 全身性けいれん発作
- 全身の筋肉が同時に強く収縮する発作型で、意識喪失を伴うことが多い。呼吸筋のけいれんや分泌物の気道閉塞により急速に低酸素状態に至るため、早急な気道確保が不可欠である。