第115回 看護師国家試験(午後)人体の構造と機能

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蝸牛管頂部近くのCorti〈コルチ〉器で感知されるのはどれか。

  1. 1高い音
  2. 2低い音✓ 正解
  3. 3大きい音
  4. 4小さい音

正解

2

解説

蝸牛は音の周波数を場所で識別する(場所説/トノトピー)。基底膜は蝸牛の基部(底部)で硬く狭く、頂部(蝸牛頂)に向かうほど幅広く柔らかくなる。そのため高い音(高周波)は基部のコルチ器で、低い音(低周波)は頂部近くのコルチ器で感知される。問いの「頂部近く」では低い音が感知される。なお音の大小は刺激される有毛細胞の興奮の強さで表され、頂部・基部という場所では決まらない。


選択肢の解説

1高い音(高周波)は基底膜が硬く狭い蝸牛の基部側で感知されるため、頂部近くで感じるものではなく誤りである。
2基底膜が幅広く柔らかい蝸牛頂部近くのコルチ器では低い音(低周波)が感知されるため正答である。
3音の大きさ(強さ)は有毛細胞の興奮の程度で表され、蝸牛の場所(頂部か基部か)では決まらないため誤りである。
4小さい音も音の強さの問題であり、蝸牛頂部という部位で感知されるわけではないため誤りである。

用語

蝸牛管
内耳にある管状構造で、中には内リンパ液が満たされており、その中にコルチ器が存在します。音の周波数を場所で識別する場所説の基盤となる構造です。
Corti〈コルチ〉器
蝸牛管内の器官で、内有毛細胞と外有毛細胞からなる感覚器です。音刺激を受けて興奮し、神経信号に変換して脳に伝えます。蝸牛内の位置により周波数の感知が異なります。
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