情報処理安全確保支援士試験 情報処理安全確保支援士試験 令和3年度春期 午前Ⅰ 問12: 暗号学的ハッシュ関数における原像計算困難性,つまり一方向性の性質はどれか。
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暗号学的における原像計算困難性,つまり一方向性の性質はどれか。
問題本文
暗号学的ハッシュ関数における原像計算困難性,つまり一方向性の性質はどれか。
選択肢
- ア.あるハッシュ値が与えられたとき,そのハッシュ値を出力するメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
- イ.入力された可変長のメッセージに対して,固定長のハッシュ値を生成できるという性質
- ウ.ハッシュ値が一致する二つの相異なるメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
- エ.ハッシュの処理メカニズムに対して,外部からの不正な観測や改変を防御できるという性質
正解
ア. あるハッシュ値が与えられたとき,そのハッシュ値を出力するメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
解説
暗号学的ハッシュ関数の原像計算困難性(一方向性)とは、与えられたハッシュ値から、それを出力する元のメッセージを現実的な計算量では見つけられない性質。よってアが正解。ウは衝突困難性、イは固定長出力という基本性質、エは耐タンパ性で別概念。パスワードをハッシュで保存できるのはこの一方向性のおかげで、SCの基礎として確実に区別したい。
選択肢ごとの解説
- ア.ハッシュ値からそれを出力する入力を見つけるのが困難という、一方向性(原像計算困難性)の定義そのもの。
- イ.可変長入力から固定長ハッシュを生成するのはハッシュ関数一般の性質で、一方向性とは別物。
- ウ.同じハッシュ値となる異なる2入力を見つけにくいのは衝突困難性であり、原像計算困難性ではない。
- エ.外部からの不正な観測や改変を防ぐのは耐タンパ性で、ハッシュの一方向性とは関係しない。
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