ITパスポート試験 ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期)99: [中問D] 〔テクノロジ〕 Aさんが用いる専用ソフトがもつ機能として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2015年 (平成27年 秋期)
Q 9999 / 100
[中問D] 〔テクノロジ〕 Aさんが用いる専用ソフトがもつ機能として,適切なものはどれか。
この問の正解率:62.21%(1,278件)
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問題本文

[中問D] 〔テクノロジ〕 Aさんが用いる専用ソフトがもつ機能として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .HDD内の全ての領域に無意味な情報を書き込む機能
  • .HDD内の全ての領域を検索して,オフィスツールで作成したファイルにパスワードを設定する機能
  • .HDD内の全ての領域を検索して,削除されていないファイルを暗号化する機能
  • .HDD内の全ての領域を短時間で論理フォーマットする機能

正解

. HDD内の全ての領域に無意味な情報を書き込む機能

解説

HDD廃棄前のデータ消去ソフトの機能を問う問題. 一般的なフォーマット(論理フォーマット)はファイル管理情報を消去するだけで,データ本体はディスク上に残り復元ソフトで読み取られる危険がある. 安全な廃棄のためにはHDDの全領域にランダムなデータや0/1パターンなど無意味な情報を上書き(オーバーライト/データ消去)する専用ソフトが必要. 米国DoD 5220.22-Mや日本のNIST SP800-88などのデータ消去基準があり,複数回上書きで物理的にも復元困難にする. パスワード設定や暗号化ではファイル管理情報を変えるだけで実データが残り,廃棄前処理として不十分. 論理フォーマットも論外で,完全な上書きが正解.

選択肢ごとの解説

  • .正解. HDD内の全領域に無意味な情報(ランダム値や0,1のパターン)を書き込む機能は,データを物理的に上書きして復元を困難にするデータ消去ソフトの典型機能. 廃棄前処理として一般的に使われ,データの上書き回数が多いほど復元困難度が高まる. 設問の要件「他人が読み取れないように」と一致.
  • .誤り. ファイルにパスワードを設定するだけでは,パスワード設定自体を解析・解除されればデータが読み出される可能性が残る. また既に削除済みのファイル領域には対応できず,廃棄前処理として不十分. データ消去とパスワード保護は概念が異なる別目的の機能で,廃棄前のデータ消去には使えない.
  • .誤り. 削除されていないファイルを暗号化する機能ではHDD内の他領域(空き領域に残った削除済みファイルの痕跡など)に対応できない. また暗号化だけでは暗号鍵が漏えいすれば復号可能で,データを完全に消去する仕組みではない. 廃棄前処理として暗号化は単独では不十分な機能.
  • .誤り. 論理フォーマットはファイル管理情報(ファイルアロケーションテーブル等)を消去するだけで,実データはディスク上に残る. 復元ソフトで容易に読み出せるため,廃棄前のデータ消去としては全く不十分. 設問が「一般的なフォーマット処理ではなく」と限定している通り,論理フォーマットは答えにならない.

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