ITパスポート試験 過去問解説

業務分析とは?ITパスポート試験 2011年 (平成23年 秋期) 問3を解説

ITパスポート試験 2011年 (平成23年 秋期) 問3は、業務分析に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

業務分析を行うときに,DFDを用いて検討するのに適しているものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • 業務分析の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 業務分析、DFD、業務プロセス。

選択肢

  1. 業務のクリティカルパス
  2. 業務の作業コスト
  3. 業務の作業日程
  4. 業務の流れの改善点正解

正解

: 業務の流れの改善点

解説

DFD(Data Flow Diagram:データフロー図)は,業務におけるデータの流れと処理の関係を視覚的に表記する図である.源泉/吸収(外部実体),プロセス(処理),データストア(蓄積),データフロー(矢印)の四つの記号で業務プロセスを表現し,業務プロセスの分析や改善点の抽出に活用される.作業日程の管理はガントチャート,作業の前後関係はアローダイアグラム(PERT図),コスト分析はABC分析やコスト分析表など,目的に応じて図表を使い分ける.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • クリティカルパスの検討にはアローダイアグラム(PERT図)を用いる.作業の前後関係と各作業の所要時間から最長経路(クリティカルパス)を求める手法であり,DFDの対象ではない.

  • 作業コストの分析にはABC分析やコスト分析表を用いる.金額・件数の累積構成比で重要度を判定する手法であり,データの流れを示すDFDの対象とする情報ではない.

  • 作業日程の検討にはガントチャートを用いる.横軸時間・縦軸タスクのバーで進捗を可視化する手法であり,DFDの目的(データ流れの可視化)とは異なる用途.

  • エ(正解)

    正解.DFDはデータの流れと処理を四つの記号で可視化するため,業務の流れの問題点や改善ポイントを検討するのに最適な図.要件分析でよく用いられる.

解き方の整理

業務分析の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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