ITパスポート試験 過去問解説
論理演算とは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問54を解説
ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問54は、論理演算に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。
問題文
"男性のうち,20歳未満の人と65歳以上の人"に関する情報を検索するための検索式として,適切なものはどれか。
この問題の出題ポイント
- 論理演算の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
- テクノロジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
- 関連タグ: 基礎理論、論理演算、AND、OR。
選択肢
- ア男性 AND (20歳未満 AND 65歳以上)
- イ男性 AND (20歳未満 OR 65歳以上)正解
- ウ男性 OR (20歳未満 AND 65歳以上)
- エ男性 OR (20歳未満 OR 65歳以上)
正解
イ: 男性 AND (20歳未満 OR 65歳以上)
解説
論理式の構築では,日本語の意味を集合演算に正しく対応させる必要があります。「男性のうち,20歳未満の人と65歳以上の人」は,(20歳未満 OR 65歳以上)を満たす人で,かつ男性であることを意味します。よって論理式は「男性 AND (20歳未満 OR 65歳以上)」となります。AND/ORの優先順位とカッコの使い方が頻出ポイントで,集合の意味を正確に式に置き換える力が問われます。20歳未満かつ65歳以上は同時には成立しないので,内側はORで結ぶのが正解で,排他的条件の見極めが鍵となり,論理演算の基本理解が必要です。
なぜ他の選択肢が違うのか
ア
20歳未満AND65歳以上は両方を同時に満たす人を意味するが,そのような人は存在しない(20歳未満と65歳以上は排他的)。よってこの式は男性集合と空集合の積集合=空集合となり,検索結果が空のため誤り。
イ(正解)
正解。男性 AND (20歳未満 OR 65歳以上)は,男性集合と若年・高齢の和集合の積集合を表す。20歳未満または65歳以上の男性を正しく表現する論理式で,日本語意味と論理式が一致する選択肢。
ウ
男性 OR (20歳未満 AND 65歳以上)は男性全員と内側の空集合(同時成立不可)の和集合となり,結果として男性全員になってしまうため誤り。集合範囲が広すぎる誤った式。
エ
男性 OR (20歳未満 OR 65歳以上)は男性全員と若年・高齢全員の和集合となり,男性以外の若年・高齢者も含む過剰な集合のため誤り。日本語意味に対し範囲が広すぎる。
解き方の整理
論理演算の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。
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