ITパスポート試験 過去問解説

マーケティングとは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問10を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問10は、マーケティングに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

企業は,売上高の拡大や市場占有率の拡大などのマーケティング目標を達成するために,4Pと呼ばれる四つの要素を組み合わせて最適化を図る。四つの要素の組合せとして適切なものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • マーケティングの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: マーケティング、4P、マーケティングミックス。

選択肢

  1. 価格(price),製品(product),販売促進(promotion),利益(profit)
  2. 価格(price),製品(product),販売促進(promotion),流通(place)正解
  3. 価格(price),製品(product),利益(profit),流通(place)
  4. 製品(product),販売促進(promotion),利益(profit),流通(place)

正解

: 価格(price),製品(product),販売促進(promotion),流通(place)

解説

マーケティングミックスにおける4Pは,1960年代にマッカーシーが提唱した売り手視点のマーケティング要素で,Product(製品),Price(価格),Place(流通),Promotion(販売促進)の四つを指す.企業はこの四要素を組み合わせて市場での競争優位を構築する.近年は買い手視点の4C(Customer value,Customer cost,Convenience,Communication)とも対比される.利益(profit)は4Pの構成要素ではなく,4Pを組み合わせて市場戦略を実行した結果として得られる成果指標である.よって,価格・製品・販売促進・流通の組合せとしたイが正解.アとウとエはいずれもprofitを含むため不適切.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 価格・製品・販売促進に加えて利益(profit)を4Pの要素として挙げているが,profitは4Pには含まれない.4Pは販売戦略の構成要素であり,利益は4Pを組み合わせた結果として生じる成果指標.加えて流通(place)が抜けており,4要素の組合せとして二重の誤りがあるため誤り.

  • イ(正解)

    正解.価格(Price)・製品(Product)・販売促進(Promotion)・流通(Place)はマッカーシーが提唱したマーケティングの4Pそのもの.売り手視点で市場戦略を構成する四つの要素を網羅する標準的組合せで,4Cの買い手視点(顧客価値・コスト・利便性・コミュニケーション)とも対比される.

  • 価格・製品・利益・流通とするが,profit(利益)は4Pに含まれず,4Pの一要素である販売促進(Promotion)が抜けている.プロモーションは広告・販売促進・PR・人的販売など売り手が顧客に働きかける活動全般を指す中心要素で,これを欠く組合せは不完全で誤り.

  • 製品・販売促進・利益・流通だが,4Pの基本要素である価格(Price)が抜けており,かつ4Pに属さない利益(profit)が含まれている.価格戦略は4Pにおいて売上と利益率を直接決定する重要要素であるため,これを欠く時点で4Pの説明として成立せず誤り.

解き方の整理

マーケティングの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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