問10
令和2年(2020年)の患者調査における精神及び行動の障害に関する動向について正しいのはどれか。
- 1入院受療率は外来受療率より高い。
- 2精神及び行動の障害の総患者数は500万人を超えている。✓ 正解
- 3入院患者の半数以上が気分〈感情〉障害(躁うつ病を含む)である。
- 4血管性及び詳細不明の認知症の総患者数は平成29年(2017年)調査から減少している。
正解
2
解説
令和2年(2020年)患者調査における「精神及び行動の障害」の動向を問う問題である。同調査では精神及び行動の障害の総患者数は約615万人(約614.8万人)と推計され、500万人を超えているため選択肢2が正答である。精神疾患は外来通院が中心(外来約586万人に対し入院約29万人)であり外来受療率が入院受療率を上回るため選択肢1は誤り、入院患者で最も多いのは統合失調症圏であり気分(感情)障害が半数以上を占めることはないため選択肢3は誤りである。なお総患者数の算定方法は調査ごとに見直されており、認知症患者数の単純な経年比較を問う選択肢4の傾向の記述も正しいとはいえない。
選択肢の解説
1精神及び行動の障害は外来通院による治療が中心で外来受療率の方が高いため、入院受療率が外来受療率より高いとする記述は誤りである。
2令和2年患者調査における精神及び行動の障害の総患者数は約615万人で500万人を超えており、正しい。
3精神疾患による入院患者で最も多いのは統合失調症圏であり、気分(感情)障害が入院患者の半数以上を占めるという記述は誤りである。
4血管性及び詳細不明の認知症の総患者数が平成29年調査から減少したとはいえず、記述として正しくない。
出典・参考
用語
- 患者調査
- 厚生労働省が3年ごとに実施する医療施設の利用状況を把握する全国統計調査。患者の受療動向、疾患の分布など保健医療計画の基礎データを提供し、この問題では令和2年調査において精神及び行動の障害の総患者数が約615万人と推計されている。